2018年10月22日、まだ肋間神経痛とそれに伴う腰から
背中にかけての激痛が続いてました。
少し変化があったとすれば、肋骨下の痛みの方は
ほとんど無くなって良かったのですが、
何故か腰の痛みと背中の痛みがひどくなってました。
17日の整形外科で処方して頂いた痛み止も
飲んでいるのにほとんど効かないのです。

このまま、いつまで我慢すれば良いのか?
突然痛くなったのだから、ある日突然治るのか?
このまま、痛いのが治らないとすれば、どうすれば良いか?

家内と相談して、市内のペインクリニックに相談してみよう。
ということにしました。インターネットで検索して、
2件ヒットしたなかで、○谷川ペインクリニックに
家内の運転で行ってきました。

院長のHs先生は麻酔科の専門医。
現在も一週間に一回、S大病院でも診察をされているようです。
私の病状をお話しました。膵臓がんステージ4bであること。
肝臓の転移は縦8cm横6cmに増大している。
CTでみる限り、まだ、この転移が痛みを起こしている
とは考えにくい。レントゲンでみても肋骨の下の痛みの原因は
分からないので、痛み止を処方頂いて飲んでいる。
10月8日からいろいろなところが痛くなり、
不安で仕方ない状態であることをお話しました。

この間、Hs先生は私の話をよく聞いてくださって、
先生の考え方をお話頂きました。
痛みの原因は3つある。
①直接の原因がある痛み。例えば怪我をしてその痛み、
これは怪我が治れば痛みも消える。痛みの原因の90%がこれ。
②次に神経性の痛み。何かの原因で神経に刺激が加わって
痛みとして伝わるもの。これが全体の25%、
合計で100%を越えるのは重複しているから。
③そして、三つ目は中枢系の痛み。
何らかの原因で脳に損傷があって、
そのために痛みが発生することがある。
例えば、脳血管障害の後遺症で体の左半分が
痛いということもある。

この話から、私の痛みは①か②かな、と。

肝臓は痛みを感じない臓器ですが、どうして痛いのでしょう?
Hs先生は、痛みを感じるのは、腹膜か、骨膜か、筋膜かです。
腹膜を圧迫したために肋骨の下が痛くなり、
それが背中に移動したのは圧迫している場所が
変わったということが考えられます。

動かすと痛い、というのはどう考えますか?
それも急に動かすと引っ張ったり押したりの力が
掛かってそれが刺激するからと考えられる。
だから、腹膜を圧迫しないようにすれば痛みが
和らぐということになります。

では、痛みをとるためのお薬は
ロキソニン等の痛み止めに分類されるものから、
オピオイド系といわれるいわゆるモルヒネのような鎮痛薬、
タペンタドールもこれにあたりますが、
オピオイド系の鎮痛剤は、ある一定量を越えないと
痛みを消すことができない。
また、便秘という副作用があって、これも問題であり、
痛みの度合いに合わせた量の見極めが必要になる。
1ヶ所の医療機関で診ていれば情報が一元化されるが、
2ヶ所以上の医療機関にかかっている場合、
患者が情報を繋がなければならないわけですが、
今回はどうしましょうか?

私の場合は、S大病院一本にした方が良いとわかりました。
S大病院にも緩和医療チームという組織があって、
患者の痛みに関しても各分野の専門家が入っているので
介入してもらうように話をしたらどうですか?
というアドバイスも頂きました。

まだまだお話したことがあるのですが、
私の相談事を1時間以上に渡って聞いていただいて
納得できる説明やアドバイスを頂きました。
良い先生に巡りあえて、本当に良かったと思いました。

前日までの痛みに関しての不安が消えていました。
肝臓の転移が大きくなっているのは嫌ですが、
どうも、これが痛みの原因かな?
ということがわかりました。

24日の造影剤CTの結果を主治医のNa先生から
伺う30日にいろいろと確認したり、
相談したいと思います。

J2松本山雅ガンバレ