昨日2/24の神奈川新聞の一面に、横浜では今年4月から、内科医と歯科医が連携して、糖尿病と歯周病の予防と治療に取り組むとの記事が出ていた。

私の父と祖母はいずれも糖尿病持ちで、且つ歯にも疾患をかかえており、入れ歯をしていた。...
またよく、歯が悪いと食べ物を食べても美味しくなく、食べた気がしないと愚痴をこぼしていた。

糖尿病になると歯周病に罹るリスクも高まるそうであるが、身内に糖尿病患者を見ていた経験から言うと、歯周病で歯が悪いと、糖尿病を誘引し、さらに悪化させてしまうのだと思う。

歯周病で歯が悪くなると、しっかり咀嚼できなくなり、どうしても柔らかい食材を好んで食べるようになる。柔らかい食材といえばパンやご飯、麺、菓子類といった炭水化物系であり、糖質が高く、より一層糖尿病を悪化させてしまうのだろうと思う。
またしっかり咀嚼できないと満腹中枢が鈍るとともに、かつ繊細な薄味の味付けでは満足できなくなり、味覚も鈍るため、必然と食事が「質」よりも「量」志向となり、味も「大味」なものを好むようになるのだと思う。
まさにデフレスパイラルならぬ、「デブ」へスパイラルにはまってしまい、その螺旋階段の行く着く先が糖尿病なのかもしれない。

私自身、歯が悪かったうえに、歯医者さんは好きではなかったが、一念発起して一昨年あたりから、歯医者さんに通い集中的に歯科治療を行った。
そのおかけで、前よりしっかり咀嚼ができ、繊細な薄味も分かるようになったため、以前ほど食事量を取らなくても、質で満足できるようになり、純粋に食べる事が楽しく感じるようになった。
その一方で、それまで良く食べていた、どうでもよいジャンクフードや袋菓子を食べるのが馬鹿らしく感じるようになった。

別にダイエット効果を狙って歯科治療をしたわけでもなかったが、結果として、ダイエット成功の要因一つになったことは間違いないと思う。