ちょうど去年の今頃、体重は人生史上最大の75kgに膨れ上がり、一念発起でダイエットを開始して、昨年の8月に目標の63kgに達して以来、どうにかリバウンドせずに維持している。

ただダイエットを開始して、一年が経った今でも、自分がやったダイエット法が正しかったのか、分からないし、そもそも正しいダイエットって何なんだろうと思うことさえある。

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最近では、粗食・空腹健康法で本が売れまくった南雲吉則氏に対抗して、高須克弥氏が小太りが一番良いとの本を出したりしている。(読んでいないので内容は全く不明ですが)

どちらも医学見識ある医師ではあるが、実業家との側面もあるため、マスコミ受けを狙って主張している点を差し引いて考えなけれならないが、其々それなりの根拠をもって主張しているのだろうから、どちらも間違ってはいないと思う。
肝心なのは、受け手側が正しいと思うダイエット法を実践してみて、調子が良いと実感できれば、それが正しいとダイエット法であると思う。

反面、もし世の中に間違ったダイエット法があるとすれば、それはリバウンドを繰り返すダイエットであろうと確信している。
リバウンドを繰り返すダイエットとは、どっか無理をしており、体の生理や仕組みを無視し、効果を実感できないダイエット法なのかもしれない。せっかく精神的ストレスや時間をかけてチャレンジしたのに、ダイエット前よりも体重が増えてしまい、それなら最初からやらない方がマシなのかもしれない。

当然リバウンドするとは、体脂肪が大幅に減った後に、また大幅に増えてしまうことも意味するが、このことは却って体に負担をかけてしまうようだ。
体脂肪の「脂」も、所詮はガソリンや石油と同じ「油」の一種であり、油を燃焼させると、「煤」が発生するが、体脂肪を燃焼すると「アディポサイトカイン」と言われる煤が発生するそうだ。
ガソリンを燃焼すると窒素酸化物や硫化酸化物等の発ガン性の高い有害物質が含まれていることは知られているが、体脂肪を燃焼して出てくる「アディポサイトカイン」も発ガン性を高め、また動脈硬化の原因となり、脳卒中や心筋梗塞を誘引するようだ。
要は、リバウンドを繰り返すとは、わざわざ苦労して、この有害な「アディポサイトカイン」の発生量を増やしているだけである。

誰しもリバウンドしたくてダイエットをする訳ではないだろうが、ある程度考えてダイエットする必要はあると思う。