根本的な話として、そもそも「太っている」って、「デブ」って、何だろうと考えた時、単に体重が重たい・軽いということではなく、無駄な贅肉がいっぱい付いているか否かに行きついた。

無駄な贅肉とは、いったい何だろうと考えた時、それは脂肪だろうと思い、そもそも脂肪ってどうして付くのかと疑問に感じ、脂肪について調べてみた。

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単純な話、揚げ物とか脂肪の多い肉や乳製品を食べれば、当然「脂」を摂取するのだから、脂肪がつくのはイメージできるが、なぜ砂糖たっぷりの甘いものを食べるとなぜ脂肪がついて、デブになるメカニズムがイマイチ分からなかった。

このメカニズムを調べてみると、目からウロコであった。
人は、菓子やパン、ケーキ、アイスなどの甘いものを食べると、体内の血糖値が急上昇する。血糖値が急上昇すると体内の血管や臓器等を痛めるため、その防衛反応として、血糖値を下げる効果があるインスリンが膵臓から分泌される。ただこのインスリンが分泌されて、血糖値を下げる過程で、副生成物として「脂肪」が生成されるため、甘い物を食べれば食べるほど、「脂肪」がたっぷりついて「デブ」になるとのこと。

甘いものを食べ続けて、膵臓からインスリンが分泌されているうちは、まだマシなのだが、年中インスリンが分泌されると、膵臓も疲弊し、しまいには枯渇し、インスリンが全然分泌されなくなる。

インスリンが分泌されなくなると、体内中に「糖」が回り、尿から糖が出るとともに、末端の毛細血管が、「糖」によって詰まり、血流が行き届かない。血流が行き届かないと神経や細胞が腐ってしまい、失明したり、足先が壊疽したりする。
これが、まさに糖尿病の合併症の症状である。

自称糖尿病界のサラブレッドでありながら、今までこのメカニズムを知らなかったとは、我ながら不覚であった。