Nature Boy と 二コラ・テスラ 考 | ワンダー山本のブログ

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日々感じること、今凝ってることなど綴っていきます。
ややスピリチュアルにも寄っていくかも。

“Nature Boy”という曲がある。

あまり知られていないけれど、奇跡的に美しい曲。
JAZZYなコード進行に惹かれて、
譜面を探すと見つかったので、
ギターの弾き語りのレパートリーに加えている。

オリジナルは、ナット・キング・コールの歌唱。
曲を書いたのは、エデン・アベズという人。

この人はハリウッド辺りの山で、
いわば半分仙人の様な生活をしていた人らしい。
その彼が、ボロボロの服を着て、ボロボロの紙に書いた譜面を
どうやってかナット・キング・コールに手渡し、
それをナット・キング・コールが歌ったところ、
とても人気曲の一つになったということのようだ。

この曲の“Nature Boy"とは、誰か?
日本語訳すると、“自然少年”とでもなるか。

この“自然少年”は、神懸かった不思議な少年であったらしく、
あちらこちらの海や陸地を飛ぶように移動する少年であった。

そして、この歌の歌詞の素晴らしいところは、
彼、エデン・アベズが自然少年に偶然出会って伝えられたという言葉。

それは‶これからあなたが学ぶ最高の事とは、ただ愛するということ、そして、その見返りに愛されるということ”ということ。
(‶ただ”は、‶just"なので、その辺りのニュアンスが微妙。先ずはという感じもあるかな。
ついで、"見返りに"は、‶in return"で、日本語の順序と違って最後に来るので、またこれも少し・・・)

これも多少なりともキリスト教など分かる人なら、
イエスの愛の教えを、また別の言葉で伝えているのかなと思うだろう。

人は愛されたいと思うが、その前に‶ただ”愛するということが大事なんだよ、と伝えている。

これが美しいメロディーに乗って、2度繰り返される。

そして、エデン・アベズの名を後世に残す素晴らしい名曲となっている。

私は、エデン・アベズが修行僧のような瞑想的な生活を送っているうち、
本当にその‶自然少年”に出会い、
本当に語り合い、伝えられた言葉、
事実をそのまま歌にしているという風に想像する。

ついでに言うと、その‶自然少年”は(少し)悲しい目をしていたという。

この愛の悟りを知らずに、欲のままに生きる人間たちを見る神の目に似ているように思う。

それにしても、美しい曲だ。
また今度、ホットコーナーで、演奏してみようかな。

そこで、ここから漸く、二コラ・テスラについても語りたいのだが、
残念ながらここまでで随分長くなってしまったので、
次回に譲ろうと思う。