40余りの実験を繰り返し、GCP無しPhantom4RTK VS. GCP有りのPhantom4Proとの比較を行ったという。
ご承知の通りPhantom4RTKは、2018年10月に発売された空中測量専用機である。
結論から言うと、日本の国交省が公共測量に求める精度には届かないものの、GCP無しでも、GCP有りのPhantom4Proに迫る精度が出ているとのここ。
であるので、RTKを使用する場合、少しはGCP使った方がいいかもね、と言う事になっている。
これは、DJIが発売時から言っている精度が検証された事を意味していて、GCPの設置作業が大幅に軽減され、空中写真測量がより容易になり、広範囲に普及する可能性を示唆している。
ただ、米国の様な広大な地形と、日本の様な山谷の多い複雑な地形では、必要とされるノウハウも多少濁ってくるだろう事は、想像に難くない。
その辺りの現場感覚と先行するドローンの性能とのギャップを上手に埋めつつ、繋いでいく努力が必要だろうと思う。
そうした努力は、今後のドローンスクールなどドローンの教育機関が必要とされる機能であり、期待される立ち位置なのではないだろうか。