<2012年11月~>

 

3回目のハルビン訪問を無事終え、唐ちゃんとの関係もますます深くなったかなと感じておりましたが、その後二人の状況が少し変わります。

 

年末になると僕も仕事が忙しくて休みが取れないため、次の予定が立てられません。

 

そうこうしているうちに、唐ちゃんは突然仕事を始めてしまいました。


地元ハルビン市の賓県で、親戚がやっていた商店を譲り受け、食品などを売る雑貨屋さんを始めたのです。

日本ではコンビニや大型スーパーの影響で、昭和の時代によくあった街の狭い雑貨屋さんはほとんど見かけなくなりましたが、中国ではまだ健在のようです。

 

唐ちゃんは、僕と出会う少し前までは洋服屋さんをやっていたようですが、しばらくは無職でした。

実家暮らしとはいえやはり生活が厳しいのか...?

かといって、まだ結婚がはっきり決まったわけではないので、僕が仕送りするのもまだ早いかなぁと・・・

 

ところで、中国では商売始めるのって結構簡単なのかしら・・・?

僕の妻のお姉さんも自営ですが、洋服屋をやっていたと思ったら、突然肉屋になり、と思ったら今は別の場所でまた洋服屋をやっています。

 

日本では、色んな準備や許可・申請があり店をオープンさせるのは簡単ではありませんが、中国ではその辺は緩いのか、それともスピーディーなのか・・・??

実際はどうか分かりませんが、何だかあっという間に店を出してるって印象を受けました。

 

 

さて話は戻りますが、その雑貨屋さんは、仕入れから販売、売上の計算まで、ほぼ唐ちゃん一人でやっています。

たまにお母さんや友達にも手伝いを頼むようですが、唐ちゃんは朝から夜遅くまで休み無くほぼ働きっぱなしのようです。

 

年が明けると僕はまた会いに行けるようになったのですが、今度は唐ちゃんの仕事が忙しくて会いに行けなくなりました。

 

それでも何とか都合をつけてもらい、やっと3月に4回目のハルビン行きが決定しました。

約5ヶ月ぶりの再会です。

 

(つづく・・・)