昨日の予告どおり、今日も北沢タウンホールへ「天守物語」を観に行ってきました。仕事のある平日に観劇するというのはよっぽどのことがないとしないのですが、それを2日連続で・・・というとそれはまあよっぽどのことで、つまりはよっぽどの人なんだな。

タイトルにある2日連続というのはそういうこと。


で、3年連続はというと・・・


2010年12月12日、シアター代官山にて「カラフル」観劇、

2011年12月12日、ザムザ阿佐ヶ谷にて「天守物語」観劇、

2012年12月12日、北沢タウンホールにて「天守物語」観劇、

というわけで、3年連続で道田千佳さんの出演する舞台を観てるんです。そんなわけで私は12月12日を千佳さん記念日にするよ(笑)。


昨日は全体を観ていたのですが、今日は少し「本を読む少女」を中心に観てました。やっぱり千佳さんは表情豊かですね。驚いた顔、楽しそうな顔、少し恐怖におののいている顔、いろんな表情が物語りにマッチしてて、だから再演でも呼ばれたんですね。もちろん、それだけじゃないと思いますけどね。本を読んでいるときの声の高さとか声質とか、そういうのも素敵だし、何よりあの広さの劇場でしっかりと通る聞き取りやすい声ってのも大事だと思うし、そういうの全部含めてあの役にぴったりだって演出が思ったんだと思います。やっぱね、再演でも呼んでもらえるってのは役者として最高ですよね。応援している私としてもとても嬉しいです。


さて、来年の12月12日は何を観せてくれるのかな?

なんて思ったりして(笑)。


全体的にいうと、2度観てよかったなって思ったのが、昨日感じた間の悪さみたいなのが今日は解消されていたことかな。昨日は序盤がちょっとテンポが悪かったんですけど、今日は間を詰めてきてましたね。一日で修正してくるところ、さすがですね。昨日は初日の初演での緊張感もあったのでしょうが、あれしか観てなかったらどっちかわかんなかったもんね。それ以外もやっぱり昨日に比べてかなり良くなっていたと思います。ま、千佳さんは2日間とも安定の演技力でしたけどね。


2度目に観たときの発見、3度目での発見、いろいろあって、同じ演目でもキャストが違っても、同じでも、観るたびに感じることが違ったり、観点をかえるとまた違って観えたり、おもしろいもんです。私は観ることができなかったけど、今日の昼公演を観てもまた違った感想になったと思います。舞台ってやっぱり素敵だな。


終演後のご挨拶のとき、かねてから「どんな方なのだろう?」と気になっていた菱勝さんにお会いすることができました。イメージとは少し違ってて、思ったより背が高くて、思ったより落ち着いていて、不思議な感じでした。不思議といえば、人見知りな私でもなぜか普通にお話ができたことかな。それも間に千佳さんがいたからかも・・・。千佳さんのパワーってすごいな。


あと、今年も本多晋先生が出演してました。ちょうど1年ぶりにご挨拶しましたけど、1年前に「なぜ観に来たの?」という質問に答えた内容、すっかり忘れていたみたいで同じこと聞かれました。で、千佳さんを観に・・・ということから、どうして知り合ったのかまで、同じことを聞かれましたね。ま、そんなもんかな(笑)。


千佳さん、最後は寒いところで3人でお話してたけど、衣裳のまんまの薄着で、きっとすごく寒かったと思うけど、風邪なんかひかないでね。これからも頑張って、素敵な作品観せてくださいませ。


そんな感じ。