22日(火)、ジョージ王子が満一歳の誕生日を迎えました。ケンジントン宮殿で近親者や知人を集めてティーパーティースタイルのお誕生日会が開かれたそうです。

今月2日に訪れたロンドン自然史博物館(チョウの展覧会)で撮影された写真が、最新のものとして配信されています(画像元:zimbio.com)。




~興味深げにチョウを見つめるジョージ。チョウを掴もうとして開いた人差し指と親指の感じがたまりません。(画像元:zimbio.com)~




~記念すべき初めてのソロ写真。このオーバーオールはフランスの子供服ブランド「プチバトー社」のヒッコリーストライプショートサロペットです。この製品はサスペンダーの部分がリバーシブルになっています。(画像元:zimbio.com)~



これからも我が家のアイドルであるジョージ王子の成長をウォッチングしていきたいと思います(笑)。




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3連休はよく体を動かしました。3日間で30キロほど走りましたが、夜は暴飲暴食したので体重はあまり変わっていません。

20日の日曜日は奈良の某ゴルフ場でのラウンドに誘ってもらいました。全てのホールが林でセパレートされている素晴らしいコースでした。標高も500mを越えているため、若干涼しく感じました。



前半9ホールは男子ゴルフ韓国ナショナルチームの監督さん、日本のチャレンジツアーでがんばっているイ・デジュン選手とラウンドさせていただきました。2人のショットはどれも素晴らしく、とても勉強になりました。いろいろとアドバイスもいただきました。




韓国ナショナルチームの監督さんとツーショット。最後のグリーン周りのラフからのロブショットは最高でした!




現在チャレンジツアーに参戦しているイ・デジュン選手。トッププロ目指してがんばってください!




前半9ホールを終えて、プロ2人がもう1組と入れ替わりました。代わりにお昼から誰とラウンドさせていただいたか詳しく書きたいところなのですが、残念ながらシーズン中ということで表に出せません(怪我をした場合など契約上の問題が考えられます)。僕の服装と背の違いから推測してください(笑)。ちなみに僕は173cmです。いつもテレビで応援しているアスリートと夢のような時間を過ごしました。




この日のゴルフは本当に楽しみにしていたので、当日は2時半に目が覚めてしまいました。さすがに2度寝をしましたが、憧れのスラッガーと過ごした時間は夢のようでした。こんな素晴らしい機会を作ってくださったKさんに感謝。また御願いします(笑)。





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【スーパーラグビー(プレーオフ準々決勝)結果】

いよいよ今季のスーパーラグビーもプレーオフに突入しました。約半年に渡りレギュラーシーズンを戦った15チームの内、プレーオフに進めるのはわずか6チームのみです。

プレーオフ準々決勝ではレギュラーシーズン総合順位3位vs6位、4位vs5位の2試合が行われました。準決勝で待ち構えているのは総合順位1位のワラタスと2位のクルセイダーズです。準々決勝を勝ち抜いたチームの内、レギュラーシーズンでの順位が下のチームがワラタスと、上のチームがクルセイダーズと対戦することになります。

≪ブランビーズ32-30チーフス≫

レギュラーシーズン総合順位4位のブランビーズと5位のチーフスの対戦。昨年のプレーオフ決勝の対戦カードということもあり、楽しみな一戦でした。

*開催日時:2014年7月19日(土)

*会場:GIOスタジアム(@キャンベラ)

〔得点内訳(ブランビーズ)〕

*トライ:SHニック・ホワイトWTBロビー・コールマンFBジェシー・モグFLジャラッド・バトラー

*コンバージョン:CTBクリスチャン・リアリーファノ×3

*ペナルティゴール:CTBクリスチャン・リアリーファノ×2

〔得点内訳(チーフス)〕

*トライ:CTBバンディ・アキSHタウェラ・カーバーロウCTBティム・ナナイ=ウィリアムスFBギャレス・アンスコム

*コンバージョン:SOアーロン・クルーデン×2

*ペナルティゴール:SOアーロン・クルーデン×2

〔試合経過:前半〕

ブランビーズのキックオフで試合開始。

前半2分:チーフスSOアーロン・クルーデンがペナルティゴール成功 ⇒ 0-3
〔倒れこみ〕

前半5分:ブランビーズSHニック・ホワイトがトライ&ゴール成功 ⇒ 7-3
〔ブランビーズがキックカウンターを起点に連続攻撃⇒9フェーズ目にチーフスが反則(ノットロールアウェイ)⇒タッチキックを5に合わせてラインアウトモールを押し込み、最後は9がブラインドサイドに持ち出してトライ〕 ブランビーズFBジェシー・モグが持ち込んだラックでチーフスCTBティム・ナナイ=ウィリアムズがノットロールアウェイを取られるだけでなく、シンビン処分を受けました。序盤の流れに大きく影響を与える1プレーでした。ブランビーズSHニック・ホワイトがモールサイドの相手DFの配置をよく見ていました。

前半9分:ブランビーズWTBロビー・コールマンがトライ&ゴール成功 ⇒ 14-3
〔チーフス15が自陣10mライン付近からショートパントで自ら抜け出そうと試みるも、このボールをキャッチしたブランビーズ9が入れ替わるようにしてゲイン⇒サポートに付いた15(オフロード)-11と繋いでトライ〕 プレーオフに入ってフルバックに抜擢されたチーフスFBドウェイン・スウィーニーでしたが、このショートパントは中途半端でした。

前半20分:ブランビーズFBジェシー・モグがトライ&ゴール失敗 ⇒ 19-3
〔敵陣でのラインアウトを8に合わせてモール⇒モールから9-12⇒ラックから9-10-15⇒9-3⇒ラックから9-8-12-13⇒ラックから9-4-10-6⇒ラックから9-1⇒ラックから9-3⇒ラックから9-11⇒ラックから9-6⇒ラックから9-10-15⇒ラックから9-3-4⇒ラックから9-5⇒ラックから9-7⇒ラックから9-8⇒ラックから9-11-15トライ〕 ブランビーズはモールを起点に15フェーズに渡り連続攻撃。フェーズごとにじりじりと前進しながらゴールに迫り、最後はブラインドサイドに数的優位を作り、FBジェシー・モグがインゴール隅に飛び込みました。この場面のチーフスはDFの出足が悪く、ボールにも絡めず、中途半端な印象を持ちました。

前半28分:ブランビーズCTBクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール成功 ⇒ 22-3
〔ハンドインラック〕

前半30分を過ぎてから、ようやくチーフスが敵陣22m内に侵入できるようになりました。1回目のチャンスは逸しましたが、2回目の敵陣22m内でのマイボールラインアウトのチャンスをトライに結び付けました。

前半35分:チーフスCTBバンディ・アキがトライ&ゴール成功 ⇒ 22-10
〔チーフスは敵陣でのラインアウトが乱れながらも9が確保してキープ⇒ラックから2-1⇒ラックから7⇒ラックから6⇒ラックから5⇒ラックから2⇒ラックから6⇒ラックから9-12と繋ぎトライ〕 ラックサイドをFWのピック&ゴーで執拗に攻めて流れを掴んだチーフスが、1トライを返しました。

前半は22-10でブランビーズがリードして折り返しました。

ブランビーズは序盤からテリトリー/ポゼッションの支配でチーフスを圧倒し得点を重ねました。コンタクトエリアで確実に食い込み続けて、チーフスのディフェンスを後手に回しました。対するチーフスは前半30分を回るまではディフェンスに追われて、アタックはノーチャンスでした。しかし、前半35分に1トライ1ゴールを返すなど、前半終了間際の時間帯をうまく戦い、後半に向けてペースを取り戻しつつありました。

~序盤から圧倒的な突破力でチームに勢いを付けたWTBヘンリー・スパイト(右、画像元:zimbio.com)~




〔試合経過:後半〕

チーフスのキックオフで後半開始。

後半41分:チーフスSOアーロン・クルーデンがペナルティゴール成功 ⇒ 22-13
〔ラインアウトでの反則〕

後半44分:ブランビーズCTBクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール成功 ⇒ 25-13
〔ノットロールアウェイ〕

後半49分:チーフスSHタウェラ・カーバーロウがトライ&ゴール成功 ⇒ 25-20
〔チーフスは11のビッグゲインなどで敵陣深くに入る⇒ブランビーズ14がチーフスの球出しを妨害してシンビン⇒チーフスはスクラムを選択して8-9⇒ラックから2⇒1フェーズ挟んで最後はラックからボールを持ち出した9がトライ〕 ブランビーズの突破役であるWTBヘンリー・スパイトが相手の球出しを妨害したことによりシンビン処分を受けました。

後半54分:チーフスCTBティム・ナナイ=ウィリアムズがトライ&ゴール失敗 ⇒ 25-25
〔敵陣でのターンオーバーから14がゲイン⇒ラックから9-10-4-13と繋ぎトライ〕 チーフスがCTBティム・ナナイ=ウィリアムズのゲインを起点に敵陣に攻め込みフェーズを重ねたところで、お互い続けてターンオーバーが起きて、ブランビーズのディフェンスの陣形が崩れました。前半の終盤からペースを取り戻したチーフスが遂に同点に追いつきました。

*後半57分:ブランビーズCTBクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール失敗 
〔ノットリリースザボール〕 今季はプレースキックの精度に本来の調子が見られないリアリーファノ。チーフスに同点に追いつかれた直後だけに、痛いミスでした。

後半60分:ブランビーズFLジャラッド・バトラーがトライ&ゴール成功 ⇒ 32-2
〔チーフスの反則(オフサイド)⇒タッチキックからラインアウトを5に合わせてモール⇒7がトライ〕 ペナルティゴール失敗を大きく挽回する大きなトライでした。チーフスはこのモールに対しては全く対応できず。もう1試合のシャークスvsハイランダーズでも言えることですが、プレーオフに入ってモール戦術の重要性が大きなウエイトを占めています。

再び7点差を付けられたチーフスがここから猛攻に出ました。

後半76分:チーフスFBギャレス・アンスコムがトライ&ゴール失敗 ⇒ 32-30
〔チーフス11のビッグゲインで敵陣22m内に侵入⇒お互いTOを繰り返したところでラックアンプレアブル⇒チーフスボールのスクラムから8-21(オフロード)-13-22と繋ぎトライ〕 スクラムから1発でしとめたチーフス。途中出場のSHオーグスティン・プルがオフロードでCTBティム・ナナイ=ウィリアムズに繋いだプレーが効果的な場面でした。難しい角度のコンバージョンはわずかに左に逸れて失敗に終わりました。

*後半79分:ブランビーズCTBクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール失敗
〔ノットリリースザボール〕 キックオフ直後に自陣から果敢にランで勝負したチーフスSHオーグスティン・プルでしたが、一度タックルが成立した状態で、ボールを離さずに前進を図り、ノットリリース。これで勝負ありとなりました。

最終スコア32-30でブランビーズが勝利しました。

チーフスにとっては序盤の出遅れが手痛い試合となりました。ディフェンス局面でブランビーズの個々のボールキャリアーに食い込まれてしまい、連続して得点を許してしまいました。シンビンで1人少なかったことも影響したと思われます。それでも前半30分以降は攻守に立て直し、一時同点に追いつくなど、敵地でブランビーズを追い詰めました。後半はチーフスらしいラグビーを見せてくれた試合でした。シーズン終了後にはCTBバンディ・アキはアイルランドへ渡り、FBギャレス・アンスコムもウェールズへの移籍が濃厚です。この1~2年、チーフスを支えた中堅選手2人の北半球での成長に期待しています。

ブランビーズはシーズン終盤の失速が心配されましたが、いい形で試合に入り主導権を握りました。結果として最大19点差まで広げたリードを守りきった形になりました。怪我人続出で心配されたフッカーのポジションですが、HOジョシュ・マンレーを入れてラインアウトが安定しました。無難なプレーだったと思います。後半60分のラインアウトモールは試合の流れを決定するうえで最も大きなプレーでした。準決勝で対戦するワラタスとは今季は1勝1敗の五分。しかし、直近の対戦(WEEK17)では8-39と壊滅的な敗れ方をしているため、印象としてはブランビーズ不利と映ります。ブランビーズとしては持ち味であるキック戦術を軸に固いゲームをしたいところです。

~スクラムだけでなくチャンネル0でのボールキャリーでもチームの推進力となったPRベン・タメイフナ(画像元:zimbio.com)~





≪シャークス31-27ハイランダーズ≫

プレーオフ準々決勝のもう1試合は総合順位3位のシャークスと6位のハイランダーズの対戦でした。シーズン終盤は2戦続けて大敗していたハイランダーズが敵地で不利な戦いになるであろうと予想していましたが、想像以上の健闘を見せてくれました。

*開催日時:2014年7月19日(土)

*会場:キングスパーク(@ダーバン)

〔得点内訳(シャークス)〕

*トライ:FLマルセル・クッツェーHOビスマルク・デュプレッシーWTBトンデライ・シャバンガ

*コンバージョン:SOフランソワ・ステイン×2

*ペナルティゴール:SOフランソワ・ステイン×4

〔得点内訳(ハイランダーズ)〕

*トライ:CTBマラカイ・フェキトアPRケーン・ヘイムズCTBフィル・バーレイ

*コンバージョン:SOリマ・ソポアガ×3

*ペナルティゴール:SOリマ・ソポアガ×2

〔試合経過:前半〕

シャークスのキックオフで試合開始。

前半2分:シャークスSOフランソワ・ステインがペナルティゴール成功 ⇒ 3-0
〔ノットロールアウェイ〕

前半13分:シャークスFLマルセル・クッツェーがトライ&ゴール成功 ⇒ 10-0
〔ラインアウトモールを押し込んでシャークス6がトライ〕 直前にシャークスはハイランダーズボールのスクラムをターンオーバー。序盤からセットプレーでの優位性が明らかでした。

キッキングゲームで固くエリアを取り、セットプレーで圧力をかけるシャークスに対し、ハイランダーズは復帰したFBベン・スミスを中心とするランプレーで対抗しました。ハイランダーズは2度ほど敵陣22m内に侵入する機会がありましたが、詰めの部分でミスが出てしまい、得点には至りませんでした。

前半25分:ハイランダーズSOリマ・ソポアガがペナルティゴール成功 ⇒ 10-3
〔オフサイド〕

前半29分:シャークスSOフランソワ・ステインがペナルティゴール成功 ⇒ 13-3
〔モールオフサイド〕

前半32分:ハイランダーズCTBマラカイ・フェキトアがトライ&ゴール成功 ⇒ 13-10
〔キックカウンターから15-10-12-11-12-8⇒ラックから9-10-5-15-13と繋ぎ、13がラインブレイクから約40m走り切りトライ〕 キックカウンターの起点、最後のCTBマラカイ・フェキトアのラインブレイクに繋がるパス、共にFBベン・スミスの仕事でした。最後はCTBマラカイ・フェキトアの走力が褒められるべき場面ですが、シャークスの各タックラーも間合いを詰めることができず、反応がよくありませんでした。

*前半36分:シャークスSOフランソワ・ステインがペナルティゴール失敗
〔スクラムコラプシング〕 ポールに直撃しました。タッチキックからモールを組むべき場面でした。

前半41分:ハイランダーズPRケーン・ヘイムズがトライ&ゴール成功 ⇒ 13-17
〔ロスタイム直前にシャークスが敵陣ラインアウトからモール⇒しかしこのモールが分断されてオブストラクション⇒ロスタイムに入っていましたが、ハイランダーズ15が自陣からタップキックでリスタート⇒サポートしたハイランダーズ14のパスがいったんシャークスに入るも、ハイランダーズが直後にTOでボールを奪い返す⇒ラックから9-10と繋ぎ、10がショートパントで抜け出す⇒ラックから9-8-12-9-1-5-4-1と繋ぎトライ〕 終了間際にピンチを迎えたハイランダーズとしては、3点ビハインドでハーフタイム突入も悪くない結果でした。しかし、チームの中心FBベン・スミスが迷わずクイックリスタート。この姿勢がチーム全体に伝わりました。途中SOリマ・ソポアガのショートパントはギャンブル性の高いプレーに映りましたが、結果としてこのフェーズで大きくゲインに成功しました。NO・8ナシ・マヌーを始め、最後はFW陣のうまい繋ぎで逆転トライを導きました。

前半は13-17でハイランダーズが4点をリードして折り返しました。

~攻守に存在感を示したFLマルセル・クッツェー。スプリングボクスでのレギュラー奪取にも期待(画像元:zimbio.com)~




〔試合経過:後半〕

ハイランダーズのキックオフで後半開始。

後半47分:ハイランダーズSOリマ・ソポアガがペナルティゴール成功 ⇒ 13-20
〔オフサイド〕 ここもハイランダーズが自陣深くからのクイックスローインを起点にエリアを戻すアグレッシブなアタックを見せました。

後半52分:シャークスHOビスマルク・デュプレッシーがトライ&ゴール成功 ⇒ 20-20
〔ハイランダーズが自陣5mでのマイボールスクラム⇒シャークスがプレッシャーをかけて、こぼれ球を2が押さえてトライ〕 敵陣22m内でのチャンスを2度続けて逸していたシャークスでしたが、セットプレーで圧力をかけて同点トライとしました。

後半55分:シャークスWTBトンデライ・シャバンガがトライ&ゴール失敗 ⇒ 25-20
〔ハーフウェイ付近でのラインアウトから2-8-9-20⇒ラックから9-8⇒ラックから9-2-15-6⇒ラックから9-20-2-23と繋ぎ、23がタッチライン際を独走してトライ〕 シャークスは途中投入のFLジャーン・デイゼルNO・8ライアン・カンコウスキーFLマルセル・クッツェーの迫力あふれる縦突進のあと、再びFLジャーン・デイゼルのクラッシュとみせかけながら、ブラインドサイドに素早く振ってチャンスを作りました。

後半62分:ハイランダーズCTBフィル・バーレイがトライ&ゴール成功 ⇒ 25-27
〔キックカウンターから11-15-11(ゲイン)-12と繋ぎトライ〕 ハイランダーズWTBパトリック・オズボーンFBベン・スミスとのパス交換で抜け出し、サポートのCTBフィル・バーレイにポップパスを繋ぐ鮮やかなアタックでした。ここもFBベン・スミスのスペースを生み出す動きが光りました。

後半66分、勢いにのるハイランダーズは再び途中投入FLギャレス・エバンスが抜け出してゴールラインに肉薄する場面がありましたが、シャークスCTBポール・ヨダーンが懸命に戻りタックルに入り、すかさずSHコーバス・ライナーが絡んでノットリリースとする好プレーでピンチを凌ぎました。試合結果を左右する大きなプレーでした。

後半71分、ピンチを凌いだシャークスはCTB JPピーターセンのキックカウンターで敵陣に入ると、2フェーズ後にFLマルセル・クッツェーが相手タックラーを弾きながらゲイン。最後はゴール前ラックからFLジャーン・デイゼルが持ち出してインゴールに達しましたが、惜しくもノックオンとなりました。

後半73分:シャークスSOフランソワ・ステインがペナルティゴール成功 ⇒ 28-27
〔スクラムコラプシング〕 直前のFLジャーン・デイゼルのノックオンで逆転の機会を逸したかに見えたシャークスでしたが、敵陣5mスクラムに圧力をかけて逆転のPGに繋げました。圧力を受けたハイランダーズはフッキングすらできず、痛恨のコラプシングとなってしまいました。

後半79分:シャークスSOフランソワ・ステインがペナルティゴール成功 ⇒ 31-27
〔オフサイド〕

最終スコア31-27でシャークスが競り勝ちました。

素晴らしい試合になりました。お互いの強みがこれほど明確で、対照的な構図となる試合は珍しいです。シャークスは手堅くキックでエリアを取りながら、セットプレーで圧力をかけるゲームプラン。ハイランダーズは自陣からもFBベン・スミスを中心としたカウンターランで攻め続けるゲームプランです。剛と柔の戦いでした。

結果論ですが、ハイランダーズがもう少しセットプレーで対抗で来たら勝てたかもしれません。しかし、シャークスはセットプレーの力関係を見切っていたからこそ、その部分にフォーカスした戦いをしたともいえます。「チーム力の総和が同じなら、BKよりFWにタレントが集まっているチームの方が勝負に勝つ」というセオリーを思い出させる試合でした。

敗れはしましたがハイランダーズは素晴らしいシーズンを送りました。一昨年は手ごたえを感じたシーズンを過ごしたものの、昨年はどん底を味わいました。一度は解任目前まで行ったジェイミー・ジョセフHCですが、チームを大きく変貌させました。来季は今季確率させたムービングラグビーをベースに、タイトファイブの強化が求められます。

~素晴らしいシーズンを過ごしたCTBマラカイ・フェキトア(画像元:zimbio.com)~