87になるババア。

13年前にジジイが亡くなるころから、私にしがみつきます。

死んだオヤジに頼むんだな。

私を頼るな。

私が見捨てたら、死ぬしかない。

オヤジに送られた市役所からの手紙の山を、我が家に持って来て、

ほれ、読め。

封も切らずに、持ち込みました。

ありがた迷惑だ。

もちろん、私も、封も切らずにゴミに出しました。

大事な手紙もあったでしょう。

ポンコツババアの手助けは、御免こうむる。

市役所の行政サービスは、何かにつけてこうです。
身寄りのない老人は、ネット社会から置いてきぼりです。
少しは、道理のわかる家族がいれば別ですが、

昭和のアナログ社会に住んでいます。

本当に役立たずなんだな。

砂かけババア、あんたは、私に何して返すつもりだ。
オヤジは、農地という「負の遺産」を残した。
財産価値がなく、土地にあれもこれもの義務、労役がくっついていました。

私が、産まれたときは、さぞかし飲めや歌えのドンチャン騒ぎで祝ったらしい。

熨斗をつけて、墓に返したいわ。