新年度の始まり


毎年 この時期にピッタリな曲


「襟裳岬」作詞 岡本おさみ

     作曲 吉田拓郎


を 思い出す


この曲の2番に反応してしまう



「日々の暮らしはいやでも 

 やってくるけれど

 静かにわらってしまおう」



ほとんどの人はこの繰り返しの人生

ハートを閉じて感情に蓋をして

現実を渋々受け入れる



「いじけることだけが生きることだ

 と

 飼いならし過ぎたので

 身構えながら話すなんて

 ああおくびょうなんだよね」



身構えながら話す人の多いこと

(個人的捉え方)

みんな怖れを抱いて生きている

(個人的捉え方)


自分の中のおそれと向き合わなければ

解放されない


ここに辿り着くのに時間を要す





辿り着けた人は

最初の歌詞に戻る


「悲しみを暖炉で燃やし

 はじめてるらしい」


悲しみや怖れ寂しさを

燃やす

でなければ老いぼれてしまう




自分の中の怖れや寂しさに向き合わず


社会の中の駒となって

定年を迎えて苦しんだだけの

人生で終わってしまう人の多いこと



ただ歯車で終わるか

自分の心に正直に

現象世界を思いっきり生きる

選択をするか



と  この曲を聞いて思う


以前は諦めの境地で


「日々の暮らしはいやでも…」

こちらの一節で良しとしていた



今は変わった


今年からは 変わった



「黙りとおした年月をひろいあつめ

 てあたためあおう」




あれやこれやあっての今


黙り通してきたけど

それなりに努力してきたと

今なら言える




「何もない春です」


何もないけど


「ここ」に居られたら

幸せです


と 


「襟裳岬」から自分を考察した