インターネットで見かけたお笑い芸人キングコング西野さんの著書
「革命のファンファーレ~現代のお金と広告」
発売から6日で10万部突破。
面白いと聞いていたので、早速購入して読んでみました。
そこには、自身が手がけて世に送り出した絵本「えんとつ町のプペル」をどのように売ったのかが赤裸々に書かれていた。
キングコング西野さんが絵本を出していたのは知っていた。
ただ現在33万部も売れていることは知らなかった。
そこで興味を持ち、検索してみると「ぺプル展」が全国で開催されていることを知りました。
えーっと大阪はいつ?
おぉ~のぉ~ もうとっくに終了していた!!
奈良も終了!神戸も終了!
じゃあ次は? 三日後に「イオンモール京都」で開催。
京都かぁ... ちと遠いけど、関西圏で良かった。行こうじゃないの!!
※開催までの2日間を使って、youtubeなどでこの絵本について深く探るのであった。
ということで京都駅に到着!
超曇天(笑)
日ごろの行いが良いとこうなります♪
電車で京都に来るなんて何年ぶりだろう。
プペル展が良いきっかけになりました。
京都にお住みの方ならお気づきだろう...
イオンとは逆の方角にでちゃった!てへっ
てくてく歩いてイオンモール京都に到着!
4階にGO!!
おっ、ここだ!
「おい!そう言えば、友ヶ島へ上陸せよ・その3はどうしたんだよ」
そ、そうなんです、その問いはごもっとも。
イオン京都プペル展の開催期間は10月12日(木)~10月20日(金)
そして私はかなり筆が遅い(涙)
先に友ヶ島の記事を書くと、このプペル展の記事はきっと開催終了後のアップになると思ったので、割り込み投入いたしました。
興味を持った方には足を運んでもらいたいじゃないですか。
中に入ると平日だからなのか思っていたより人が少ない。
初日だから人が多いかな?と思っていたのでラッキー♪
ゆっくり見れる。
15人くらいいたかな?
「えんとつ町のプペル」だけじゃなく、「Dr.インクの星空キネマ」など以前の絵本作品のパネルなども展示されている。
「えんとつ町のプペル」だけは光るイラストです。
暗い通路に展示されている。
どうやらここがその入り口らしい!
ん?入り口の横になにやらメッセージが!
「革命のファンファーレ」や「魔法のコンパス」などを読んだ者にとっては、にやりとしてしまうコピー!
「お笑いのキングコング西野」しか知らない人にとっては「どうした西野さん(汗)」となるかもしれない(笑)
中に入ると、暗闇の中で「えんとつ町のプペル」のイラストが輝いていた。
綺麗ですね♪
主人公のゴミ人間「ハロウィン・プペル」と心優しき少年「ルビッチ」
すごく絵が綺麗♪
「えんとつ町のプペル」は西野さん一人で作り上げたものではなく、分業制で30人以上のクリエイターが製作に参加しました。
急遽、私が魂を込めて描きあげたドライもんとはレベルが違う!
いろいろあったけど、最後は良かったねルビッチ♪
光るパネルを眺めていると、「わ~~~」と外で歓声があがった!
瞬間、もしかして?
と思ったけど、気が済むまで眺めてやった!
しばらくして外に出てみると、この絵本の著者である西野さんご本人がいらっしゃいました。
さすが初日!それとも開催期間は毎日来るの?
そのあたりはまったく情報を得ていなかった。
しかしイケメンだなおい!
ゴールドのシューズが眩しいぜ。
そうこうしているうちにサイン会の開催!
「整理券を持っている方は並んでください」とアナウンスが。
女性を中人に並び始める。男女比は7:3くらいかな?女性が多い。
うそ~ん整理券なんて持ってないぞ!ないとだめなのか?
スタッフに聞いてみると、ここで絵本やその他書籍を買うともらえるようでした。
せっかくなので「えんとつ町のプペル」を購入し、整理券をゲット!
少し前に見た32万部突破の記事。帯には33万部と書かれていた。
そして私も列に並ぶ。
女性はプペル展の空間や展示物や絵本そのものと、その絵本作家である西野さんに興味があり、男性は私のように「革命のファンファーレ」に興味を持ち、有言実行で絵本を爆売りしているマーケッター西野さんに興味があるように感じた。
事実、絵本ではなく革命のファンファーレを手に持ち並んでいる男性が多かったです。
私がずっと眺めていた「プペルの光るイラスト」の展示場所にすら来ないで、サインだけ貰って帰る男性もけっこういた。
作品を愛でているのは女性が多かったですね。
今気付いたけど、この後ろから二番目の男性も絵本ではなく「革命のファンファーレ」を手に持っていますね(笑)
サインを貰った後に、もう一度光るイラストコーナーに行き見納め。
その後、1Fのスタバで回想する。
向いに誰もいない、お一人様全開の哀愁漂うテーブルで、「革命のファンファーレの読了~本日のプペル展」までの一連の流れを振り返る。
西野さんは「えんとつ町のプペル」の出版にあたり、多数の販売手法を取り入れた。
その一つはクラウドファンディング。
長い時間をかけて丁寧に作りあげた絵本第一作目。
爆発的に売れると思っていたが蓋を開けてみると当時で約3万部しか売れなかった。
※本来、絵本で3万部は大ヒットなのだが...
ならばと、魂を込めて作り出した2作目の絵本
「ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス」
クリスマスと重なって、こちらも100万部を突破するんじゃない?と思っていたが、結果約3万部。
これに納得がいかなかった西野さんは、原因を考えて考えて考えぬく。
「自分は作品の育児放棄をしていた」と一つの答えを出す。
「いいものを作るのは当たり前。それがお客さんの元に届かなければ作品を生み出していないのと同じことだ」と。
今までは作品にはこだわるが、作品を生み出した後は出版社まかせ。
ネグレクト(育児放棄)はいけない。売れなくてあたりまえだ。
ならば「作品を生み出した後の、お客さんの手に届くまでをデザインしよう」という考えにたどり着く。
そこで始めたことがクラウドファンディング。
クラウドファンディングと聞くと、ただ「お金を集める」と思いがち。
西野さんは、金額ではなく、「人数」に重きを置いた。
つまり、自分の絵本を沢山売る企画に参加してもらい、その参加者にも絵本を買ってもらうという戦略。
絵本出版企画に参加した人は、参加したことにより関係性ができて愛着がわき、絵本の購入のみならず宣伝などの販促活動もしてくれる。
そして2度行った、クラウドファンディングの合計は、「支援額5650万4552円」
「支援者数9550人」
支援者数は、当時の日本のクラウドファンディング史上最高記録となった。
この実績を元に、出版社が渋っていた「初版の増刷」を認めさせ、売切れによる機会損失を回避した。
次にフリー(無料)戦略。マネタイズ(無料からの収益化)に移行する...
ってこれ以上書いていくとすごいボリュームになっちゃうのでちょっとだけ。
★えんとつ町のプペルの著作権フリー(くまモンの手法ですね)
つまり、みなさんがプペルのマグカップを作って売ってもいいし、えんとつ町のプペル生花店なんて命名して、キャラを前面に押し出して生花店を営んでもいいわけです。(くまモンの場合許可は必要)
★このプペル展の開催権利そのものがフリー
各地で開催されていますが、ある場所では学生が開催していたり、OLが開催していたりします。
「パネルも何もかも貸すので、どうぞプペル展を開催して下さい」というシステム。
そのかわりその場で絵本を売らせてくださいねと。
★驚くことに、絵本の全ページをネットに公開。
出版社に黙って行ったそうです(笑)こわっ!
絵本の特性を考え出した答えがこう。
お母さんがたが子どもに読み聞かせをする為に絵本を買うとき、内容のわからない絵本を買うだろうか?
いや買わないよな。だからネットで内容を知ってもらおう。
現に売れ筋の絵本の中には、「くりとぐら」や「はらぺこあおむし」など、すでに内容が知れ渡っている絵本が多くある。
だから無料で公開することに踏み切ったそうです。
もちろん中身に自信があるからできることですよね。
「お客さんの手に届くまでをデザインする」哲学のエッセンスが垣間見えますね。
この行為により、多数のクリエイターから「こんなことをするとお金を出して作品を買う人がいなくなるじゃないか」と本気のクレームがきたようです。
ただ、公開はするが横スクロールはさせない。縦スクロールのみです。
横スクロールさせてしまうと、スマホ又はタブレット上で読み聞かせができてしまうから。
よく考えられていますよね。
と、こんな形で売れるべくして売れた絵本なのです。
「現在33万部」
ここで「えんとつ町のプペル」が無料で読めますよ。
→ http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909
「えんとつ町のプペル」【読み聞かせ】
→https://www.youtube.com/watch?v=k3h5Qx2NJNw
プロに依頼して作った曲
→ https://www.youtube.com/watch?v=YEq2JTo_5qQ
そして爆発的ヒットをとげたこの絵本をみて、吉本興業が西野さんに「次作にかかる資金は吉本が全てだす。」と言ってきたそうです。
西野さんの答えはこうだ。
「いりません」
即、お断りしたようです。
何故かはもうわかりますよね?
ナイナイの岡村さんや、テリー伊藤さんなど、数々の芸能人ともめ、多数のアンチからからまれ、度々炎上するキングコング西野さん(笑)
彼が極めようとしているマネタイズ戦略の向こう側には、行き着く先には、いったい何が待っているのでしょうか?
※ばーーっと書いて見直しをしていないから誤字・脱字が多いと思うので、見直して今日中に修正しますね。
【最後に】
プペル展はキングコング西野さんに興味がなく、革命のファンファーレ、もしくは魔法のコンパスを読んだことがなく、えんとつ町のプペルの存在を知らなかった人が行ったとしても、「ふーん」となる可能性が高いと思います。
なので、行くなら革命のファンファーレを読んだほうがいいと思いますが、時間がない方や、そこまではという方は下記の動画を見てから行くほうが絶対にいいですよ。
現在、商売をされている方や、しようとしている方には、何かの気付きがあるかもしれませんね。
→ 『思い出は生活必需品である』キングコング西野亮廣のお金にまつわる話がおもしろい
→ 西野亮廣「革命のファンファーレ」出版記念講演会inホーチミン(パート1)
次回こそは「友ヶ島に上陸せよ ~ パート3」をアップします(笑)
筆が遅くでごめんなさい...
更新が不定期すぎるので、読者登録をしておいてくださいね♪
それでは次回、またお会いしましょう ヾ(=・ω・=)