「バイトテロ」は訴えても抑止できない

 

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おでんのしらたきを口に入れて出す動画を投稿した従業員2人に対して、
セ●ン-イレブンは「法的措置を含む厳正な処分」を検討することを明らかにした

これまでこの手の不祥事が起きると、
「従業員の管理・教育がなっていませんでした」と
わびるのがお約束だった。

が、今回はそういうタテマエをかなぐり捨てて、
「うちも被害者です」と訴えるだけではなく、
元従業員を「見せしめ」として「断罪」するほうに回った

「厳罰」は、トラブルの抑止・再発防止には効果がない。

というよりも、事態をさらに悪化させてしまう恐れもある

(1)有能な人材から敬遠され、「問題バイト」がさらに増える

(2)「厳罰」への反発・反抗心

(3)元バイト・従業員からのリークが激化

雇用者側がバイトに対してコワモテの態度でのぞむと、
「安い時給でコキ使いやがって」という
反抗心が生まれてしまう。

「バイトなのにサービス残業をさせられる」

 

「クリスマスケーキや恵方巻きの購入を強制させられている」など、

「ディスり」が、せきをきったように活性化してしまった。

投稿者の多くは、
世界中にバカ動画を配信するつもりではなく、
Instagramのストーリー機能で
仲間内に見せるための動画が
「流出」したというパターンである。

彼らからすれば、「テロ」など呼ばれるような
大それたことをしたつもりがないのに、
重すぎる罰を与えると
企業への強い憎しみが生まれてしまう。

低賃金は「バイトテロ」のリスク要因

賃金を上げるだけでも、
「バイトテロ」のリスクはかなり軽減できる。