まだ梅雨の明けない7月始め、友人と京都観光に行く事にした。
しょっちゅう行っている京都だが、観光は久しぶり。
テンション上がるはずが、前日の飲み会で二日酔い… ちょっとだるい気持ちを引きずり出発。
行き先は決まっていた『金閣寺』。
まずは、金閣寺近くの『はなふさ珈琲店ノース』で、目覚めのコーヒー。シャイな店長さんが、とてもとても丁寧にコーヒーをいれてくれる。一緒に頼んだサンドイッチもいちいち卵焼きから手作りでとっても美味しい!ひとりでまわしておられるので、注文してからしばらく時間がかかる。いつも来ているであろう地元の常連客が満足そうにコーヒータイムを過ごしている。コーヒーをいれる所作に見とれていると、見られてると恥ずかしくて…と顔を赤くされるシャイな店長さん。 とても美味しかったです。
そして、歩いて5分で金閣寺。
いや~一気に二日酔いが飛んでいった。
梅雨の湿った緑の中で、あまりにどっしりと輝いて、見事な美しさ…
英語で「It's beautiful!」 スペイン語で「?Que bonito?」
感動そのままに『龍安寺』へ。
石庭までの景色が素晴らしい。水を含んだ緑のエネルギーがきちんと手入れされた庭を引き立てる。
あ~梅雨が好き京都が好き。
石庭では、修学旅行の中学生が行儀良く写真を撮りまくっていた。私達はしばらく語り合う。
観光に満足し、出町柳で乾杯し帰宅。
何故多くの人が京都に魅了されるのか考えた。丁寧に作られ丁寧に手入れされ、いつも見られている、期待されているという責任と自信が誇りとなり、圧倒的な存在感でオーラを放つ。
ただ歴史があるだけでなく、手を抜かず守り抜かれてきた、洗練されてきたもののプライド。
ん?歌舞伎役者さんや大女優さんと一緒じゃん!
そうか、やっぱり人は見られているという意識で磨かれていくのね。
京都観光からの人間考察・・・
やっぱり京都はすごい。また、京都へ行こう。