フラメンコギター奏者の『沖仁』のWinter Tourに行った。
大阪サンケイホールブリーゼ。ここ最近のコンサートホールはとてもよくなってきており、ここも素晴らしいホールだった。そして、クリスマス前の大阪はいつもより華やかでワクワクした雰囲気だった。
数年前からスペイン語を習っていて、皆に何故?という質問を受ける。
その度に、自分でもよくわからないので、ワインとタパスが好きだから、とか、サッカー選手にインタビューしたいから、へへへなどと答えていた。
昨日、コンサートに行って、なぜ自分がスペイン語を習っているのか、わかった。
昨日のショーはクアドロというかたちで、カンテ、バイレ、パルマ、カホン、そしてギターが半円を描くように座り奏でる、スペインのタブラオと同じかたち。スペインの人は感動したいから聴くのではなく、心の底から生きる力が湧いてくる、それを皆で感じる、魂が求めているのだと思った。
私もずっと聴いていると、お腹の底が熱くなって来て、自然に手と足が動き出してくる。貧しいヒターノがワイン一杯で朝までフラメンコを聴き、歌い、踊る意味が、私なりにわかった。私もずっとこのままこの時間が続いたらいいのにと思った。
ライブが終ると、五人のサイン会。それぞれがひとりひとりの目を見て握手してくださる。
繊細な手、温かい手、優しい手、少し湿った色気のある手、そしてがっちりとしたパワーのある手。
皆さんの思いが伝わって来て、ほんとうにパワーをいただいた。
フラメンコはやはりマイナーで、皆が同じように感じるとは思わない。
でも、私はやっぱりフラメンコが好き!やっぱりスペインへ行ってみたい!(ほとんど話せないけど)大和撫子ですが、何か??-111206_1509~01.jpg