死にかけた。
それよりも、大勢の方に迷惑をかけるところだった・・・

以前ブログに登場した、バイクのセローに乗っていた。
踏切でエンストした。
ちょうど電車が来て、あわてた私はギアをニュウトラルに入れることが出来ず、バイクを動かすことが出来なくなった。どんどん電車が近づいて来て、私とバイクが一緒に轢かれるか、電車を緊急停止させてしまう寸前に、踏切で止まっていた車の運転手の男の人がバイクを一緒に動かしてくれた・・・

一応、誰にも迷惑をかけずにすむことが出来た。
でも、もう少しで大ごとになるところだった・・・

駅の近くの踏切で、電車も徐行していたのと、反対側の踏切で止まっていた車のおばちゃんが、緊急停止ボタンを押してくれていて、電車は一旦停止したものの、すぐに発車する事が出来た。
駅から駅員さんが駆けつけて、尋問されたが、今回は大きな迷惑がなかったからと、すぐに解放してくれた。
帰ってから、身体が震えて来た。事の重大さが、どんどん身にしみて来た。

先月末、祖母が永眠した。百歳だった。
この十数年、私と祖母は密接だった。
子供のころから離れて暮らしていて、おばあちゃん、という存在は私にとって、希薄だった。 何がきっかけか、大人になって、片道7時間の距離を私は通い、おばあちゃんっ子になった。
仕事も簡単に連休がとれないので、年に数回しか行けないが、私は無理をしてでも、通った。
おばあちゃんとの関わりが、私にどんなに大きな影響を与えてくれたかは、ここでは今書くことは出来ないが、おばあちゃんを失ったことは、まだ自分の中でどうにも受け入れられない。
お葬式にも行けなかった。
このところ何事にも集中できず、心が浮いていた。何かをしていないと落ち着かなかった。
今日、こんなバイクでこんなことがおこって、私はおばあちゃんがこんな私を守ってくれたと、思った。
そして、当たり前の事、大事に日々を生きなければ、と、思った。
おばあちゃん、ありがとう