こんにちは
前回の記事から ”プーチン大統領の 脳内構造” を 考察しています。
それは 今後の 国際社会の動向を 予測するために 重要だからです。
そして 私たちが 次に考えるべき 内容というのは・・・
プーチン大統領が ”どのような指導者” を 目指しているのか?・・・
その ”具体例” を 知ることが 重要です。
このたびの ウクライナ戦争によって 私たちは・・・
プーチン大統領の ”本性(ほんしょう)” を 見ることに なりました。
それは ウクライナ国民に対して ”情け容赦ない” というような・・・
人間として ”あるまじき行動” を ”平気でしている” というような・・・
まさに ”凶悪な指導者像” を 全世界に 見せつけています。
私たち日本人も そのような ”非人間的” な 人物に対して・・・
極めて ”大きな失望” を 感じることになり・・・
西側諸国は この際に 一気に プーチン大統領を 叩くことによって・・・
ロシアの指導者の地位から 引きずり下ろして ”失脚させる” ことが・・・
”世界平和のため” そして ”全人類のため” であると 考えているようです。
しかし もし それが 成功したとして・・・
プーチン大統領が 政権の座から ”失脚した” としても・・・
果たして その後の世界は 本当に ”平和” に なるのでしょうか?
それどころか プーチン大統領が ”危機的状況” を 自覚したときに・・・
そこで 彼は ”核ミサイルによる 西側諸国への攻撃” という・・・
”世界を道連れ” にした ”自殺行為” に 走る可能性が 大きいのです。
それは 先日も このブログでも 取り上げたように・・・
いわゆる ”死の手” による ”世界的大惨事” を 意味します。
では なぜ プーチン大統領が そこまで 想定して 生きるのか?
それは 彼が ”お手本” とする ”指導者像” が あるからです。
プーチン大統領は いったい 誰を 手本にしているのか?
それが 人類史上 ”最凶の指導者” といわれた・・・
かつての ソ連の指導者だった ”スターリン” なのです。
”ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン(1878〜1953)”・・・
彼は ソ連建国の父であった レーニンの死後に 政権を取りました。
そして その後の 第二次世界大戦という 大混乱期の時代を・・・
その ”強力な指導力” で ソ連という大国を 率いていた人物でした。
それだけでは ”非常に優れた指導者” という 印象を受けます。
しかし 彼が 在籍中に やり続けてきた その行い というのは・・・
自分に対して ”反抗する者” や ”反抗する素振り” を 見せた者・・・
国家に対して ”無用” だと 彼が ”そう思っただけ” でも・・・
”普通の国民” の ”労働者 農民 教師 司祭 音楽家 軍人・・・
年金受給者 バレリーナ 乞食” までが ”処刑” されたのです。
これが まさに ”暴君” による ”恐怖政治” であり・・・
スターリンが その生涯で 殺してきた ”自国民の総数” というのは・・・
少なく見積もっても ”1000万〜2000万人” というような・・・
ナチス・ドイツが ユダヤ人種を 虐殺した 総数よりも 多いのです。
そして 処刑せずとも 反抗する分子は シベリアなどの 収容所に送られ・・・
そこで 死ぬまで ”強制労働させる” という・・・
自国民を ”奴隷化する” ということも 日常的に 行われたのです。
そして 日本人も 第二次大戦後に ”シベリア抑留” という名目で・・・
日本軍の 多くの兵士は 事実上の ”奴隷化” が 行われたのです。
しかし 彼は さまざまな ”残虐行為” を 指示したにも 関わらず・・・
国際的にも まったく 裁かれることなく この世を去りました。
しかし ”共産国家” の ”先駆けとなった指導者” として・・・
”共産主義圏” では 今でも ”英雄視される” ことも 多いようです。
つまり その ”世界的評価” は 現在も ”変動している” ということです。
それゆえに 現在の ”(旧)共産主義国” の 指導者たちは・・・
信じ難いですが ”スターリンを手本にする” ということも 多いのです。
スターリンは なぜ ”自国民” も 次々と ”大量に処刑” したのか?
それは 彼の ”人間不信” が 根底にあったようです。
建国時での 度重なる 自国警察による ”逮捕・収監” の経験・・・
”配偶者の病死” による 深い トラウマの経験・・・
自分自身の ”無神論” という ”心の拠り所の喪失”・・・
それらが ”世界全体への不信” も 増幅させていたようです。
つまり スターリンの 指導者としての 人生は・・・
”自分の欲望のまま”・・・”自分がやりたい放題”・・・というような・・・
完全なる ”独裁者としての指導者像” を 世界に 強烈に 印象づけたのです。
そして それこそが ”共産主義の指導者” としての ”理想像” として・・・
”悪い意味” でも ”後世に遺(のこ)して” しまったのです。
そして 前回の記事でも 書きましたが・・・
もしも 自分が ”国家の指導者の立場” であれば・・・
スターリンのそれは ”最高の状態” として 歓迎されるのであり・・・
”いつかは 自分も そうなりたい” などと 思うように なるわけです。
プーチン大統領も おそらく そのような人間だったと 思われます。
そして 自分自身が やがて 政権につくことになって・・・
”スターリンと 同じように 振る舞いたい”・・・などと 思ったのでしょう。
そして それは プーチン大統領 だけではなく・・・
”ロシア政権幹部” また ”中国共産党幹部” ”北朝鮮政権幹部” においても・・・
”同様に考えている人物” が 現在も多数 存在していることが 考えられます。
各国の指導者が 現在 国内で どのような 行動をしているのか?
それは ”高圧的な方針” で ”自国民を統制” している 事実があり・・・
例としては 中国での ”新疆ウイグル地区” ”香港” における・・・
中国共産党による 極めて 深刻な ”人権侵害問題”・・・
さらに 国民全体を ”監視カメラ” で ”常時 監視する状況”・・・
そして 政権に ”都合の悪い情報” を ”秘密にする現状”・・・
それらは 日々 ”当たり前” に なっているのは・・・
国民に対しての 完全なる ”不信の証拠” であると 考えられるわけです。
つまり 共産主義国家の 指導者たちは・・・
まさに ”スターリンの幻影” を ”追求” して ”踏襲” しているのであり・・・
それは 指導者が 変わっても その後も ”繰り返される” と 考えられます。
そして 自国民に対する さらに 他国に対する ”残虐行為” も・・・
現在の ウクライナ同様に ”今後も繰り返される” 可能性が 高いのです。
つまり 世界は 今 プーチン大統領を ”亡き者にする” ことによって・・・
”ウクライナの平和” そして ”今後の世界平和” を 実現しようとしても・・・
それで ”根本的な解決” には まったく なりえないと 考えられます。
むしろ プーチン大統領の ”逆上” を 煽ることによって・・・
世界は ”破滅的状況” に 導かれることに なってしまうでしょう。
私たち 人類は 今・・・
”プーチン大統領を 亡き者にする” という 目的のために・・・
西側諸国が 連帯して 結束しようと 動いていますが・・・
それは 事実上 ”世界を破滅に導く” ことを 意味するのです。
私たちが その ”重大な過ち” を やがて ”後悔する” ことになっても・・・
それは ”あの世で後悔する” ことにも なってしまうのです。
私たちが 本当に 取るべき行動は 何か?
それは プーチン大統領の ”人間不信” を ”増長しない” ことです。
つまり 彼の 諸外国に対する ”不信” というのは・・・
ロシアに対する 経済制裁などの 政治的な ”反抗態度” や・・・
プーチン大統領 そのものを 全否定する ”反抗態度” であり・・・
それらを 西側諸国が ”完全にやめること” というのが 最善です。
そもそも ウクライナ戦争も・・・
かつて ウクライナが ”反ロシアの意思” を 表明したがゆえに・・・
あの ”クリミア半島の併合” が 起こったのであり・・・
それを 不服とした ”NATOへの加盟” という ”決定的な反抗意思” を・・・
ゼレンスキーが 表明したから ロシアの軍事侵攻が 始まったのです。
ウクライナが これまで通りに ”何もしなければ”・・・
ウクライナ国民も これまで通りに ”誰も死ななくて済んだ” わけです。
私たちは 自分たちが 置かれている ”現実” というものを・・・
ここで 冷静に 分析して 理解する 必要があります。
皆様も ”世論の大勢” に ”盲従する" ことなく・・・
ご自身にとって さらには ご自身の 大切な人にとっての・・・
本当の意味での ”最善の生き方” について 深く ご考察ください。
次回の記事では プーチン大統領が ウクライナを・・・
なぜ ”ナチス” という かつての ”侵略者” に たとえているのか?・・・
その ”理由の重大性” について 考えます。