~原始仏典 スッタニパータ 第3章 第10節 コーカーリャ より~

 

 

 

661 ”嘘(ウソ)” を 言う人は ”地獄” に 堕ちる。

    

    また 実際にしておきながら わたしは しませんでした という人も同じ。

    

    両者とも ”行為の卑劣” な 人々であり 

    

    ”死後” には あの世で 同じような 運命を受ける。(地獄に堕ちる)

 

 

 

 

662 害心なく 清らかで ”罪汚れのない人(聖者)” を ”憎む” ような 愚者は

    

    必ず ”悪い報い” が 戻ってくる。

    

    風に逆らって ”微細な塵(わざわい・苦しみ)” を まき散らすような ものである。 

    

    (”苦しみ” が 収拾つかなくなり 手の施しようがなくなる という意味)

 

 

 

 

663 種々なる ”貪欲(とんよく・欲望)” に ふける者は 

    

    ”言葉” で 他人を ”そしる” 。

   

    彼自身は 信仰心なく 物惜しみして 不親切で ケチで 

 

    やたら ”陰口(悪口)” を 言う。

 

 


 

こんにちは わんわん

 

 

 

今回の内容も 私たちにとって 大変に ”厳しい言葉” が 続きます。

 

これは ブッダが 生前に 弟子たちに残した 言葉のようですが・・・

 

それは 一種の ”脅迫” とも 感じるものです。ガーン

 

 

 

 

 

しかし それは 弟子たちに 対しての・・・

 

さらには 私たち 人類に 対しての・・・

 

すべての人を ”地獄に落とさない” ための・・・

 

いわゆる ”愛のムチ” であると 考えるべきのようです。ドキドキ

 

 

 

 

 

まず No.661 から 見てゆくと・・・

 

”ウソ” を 言うことでも ”地獄” に 落ちることが 示されます。

 

それは いわゆる ”自己弁護” であっても 同じようです。ガーン

 

 

 

 

 

では ”ウソ” とは ”本質的” に どのような 意味なのか?

 

それを ”対義語” として 表現すれば・・・

 

それは この世界の ”真理” と ”正反対” の 存在です。雷

 

 

 

 

 

 

つまり 私たちが 日常において さまざまな ”ウソ” を つくことは・・・

 

それは ”宇宙の真理” に ”反する行為” となります。

 

すると 私たちは どうなるのか? といえば・・・ガーン

 

 

 

 

 

 

”真理の世界” が 意味する ”平穏な世界” とは ”正反対” の・・・

 

”平穏でない世界” である ”混乱の世界” などに・・・

 

私たちは 自動的に ”入ってゆく”  ことになるのです。目

 

 

 

 

 

 

ブッダは その教えの中で ”ニルヴァーナ(涅槃寂静)” という・・・

 

この宇宙の中での ”究極の平穏の状態” を 示しました。

 

それには この世界の ”真理” を ”知る”  ”悟る” ことによって・・・

 

私たちは その状態に 到達することが 可能になります。

 

つまり 私たちが ”真理” を ”知らない” という ”無知” によって・・・

 

その反対に ”平穏でない状態” としての ”苦しみ” を 受けるのです。 叫び  波

 

 

 

 

 

 

それゆえに 私たちが この人生で ”ウソ” を つけば つくほど・・・

 

私たち自身が ”混乱の世界” を ”作ってしまう” のであり・・・

 

その ”混乱の世界” で 私たちは さまざまに ”苦しむ” のです。

 

そして ”混乱の世界” が 私たちの ”体内” に 形成されるのが・・・

 

いわゆる さまざまな ”病気” なのです。しょぼん

 

 

 

 

 

 

私たちは ”病気” を ”医学的” に 考えようとしますが・・・

 

その中であっても ”原因不明” と 見なされる ものがあり・・・

 

実は その ”病気の原因” というのは・・・

 

”自分が発した” さまざまな ”悪い言葉” によって・・・

 

”病気の原因” を 知らず知らずのうちに 作っていることが 考えられます。ガーンあせる

 

 

 

 

 

 

コーカーリャが なぜ ”ウソ” を ついて 仲間を ”そしった” だけで・・・

 

その後 まもなく ”難病” になって 死んでしまったのか?

 

その ”理由” も このように 考えられるのです。目

 

 

 

 

 

 

また ブッダが 説いていた ”聖者” というのは・・・

 

この世界の ”真理” に したがって 生きている人 を 意味しています。

 

その人は ”真理” によって ”平穏の世界” を 維持できるわけです。虹

 

 

 

 

 

 

そんな人に対して ”悪口” や ”ウソ” によって ”攻撃” すれば どうなるのか?

 

それが No.662 にも あるように・・・

 

自分自身で ”真理に反する世界” を 出現させることを 意味するので・・・

 

手の付けられない ”苦しみの世界” で 生きることに なってしまうのです。

 

それは まさに ”自殺行為” としか 考えられませんね。ショック!

 

 

   

 

 

 

では ”悪口” や ”ウソ” をいう 人間は どのような人物か?

 

それが No.663 に 具体的に 表現されています。

 

それは ”貪欲(とんよく・欲望)” に 日々 ”ふける者” であり・・・ ラブラブ

    

”信仰心” が まったくない という ”無軌道” な 生き方の 人間であり・・・

 

”物惜しみ” して ”不親切” で ”ケチ” である という 特徴があります。べーっだ! 

 

 

 

 

 

 

つまり ブッダは 日頃から そのように 生きていれば・・・

 

やがて ”悪口” や ”ウソ” を 言い続ける 人間になり・・・

 

さらには ”聖人” と ”愚者” の 正しい区別も つけられなくなり・・・

 

最終的に ”紅蓮地獄” に 落ちてしまうと ”警告” しているのです。

 

私たちは ここで これまでの生き方を 改めて 考え直す 必要があるようです。雷

 

 

 

 

 

 

日常生活で 私たちは さまざまな ”悪口” や ”ウソ” に 遭遇します。

 

そして 自分自身からも それらを ”発信” することも あるでしょう。

 

しかし その ”行為の意味” は その時は わからなくても・・・

 

その後の 自分自身を ”苦しめる原因” に なるのであり・・・

 

さらには 自分自身を ”地獄世界” に 導くことを 忘れてはなりません。目

 

 

 

 

 

 

 

次回の記事でも この続きの内容を 考えます。星

 

 

 

 

 

 

 

(※) 原始仏典における ”言葉” についての 内容である・・・

 

    ”ブッダの教え 言葉の意味 とは?” の 記事は こちらから お読み下さい星

 

 

 

    また ”真理” についての 内容である・・・

 

    ”真理 とは 何か?” の 記事は こちらから お読み下さい星