ベーシック・インカムとは・・・ 

BASIC INCOME ・・・

つまり ”基本的な収入” という意味です。





その内容は・・・

国が 全国民に対し ”最低限の生活” に ”必要なお金” を・・・ 

現金で・・・¥

一生涯にわたり 定期的に支払う・・・という内容です。






基本的な個人の収入を 国が支払うということはクローバー

国が 国民の生活を 一生保障するという 画期的なシステムです。

はっきり言うと 個人が ”何もしなくても”・・・ 

国家が 個人の面倒を 経済的に 一生みてくれることになります。

ちょっと 夢のようなシステムのようにも 感じられますね。

 




この考え方は 今から 約200年ほど前の 18世紀末に・・・

社会思想家 トマス・ペインが 主張したといわれます。

その後 ヨーロッパでも議論された 考え方でした。 

しかし それ以来 世界の どこの国でも 実現はしませんでした。






しかし 現在の日本での 不安定な社会情勢や・・・ 

将来の日本での 社会的危機が 予測されてきて・・・

この考え方が 一部の政党の中で 真剣に議論されてくるようになりました。

今では 有識者の間でも いろいろな発言がされてきています。







具体的に 国民一人当たりの受給額は・・・¥

一カ月あたり 7~8万円が 想定されています。

これだけの金額ならば 最低限の生活は 維持できるだろう と されるものです。






現在の年金制度は・・・ 

高齢になった時期に限られた 生活維持のための 費用の提供ですが・・・

ベーシック・インカム制度では 子供のころから ずっと高齢になるまで・・・

一生涯の生活を 経済的に保障するものです。






年金を払い続けて 受給資格を得る年齢に 達すればいいことですが・・・

それ以前に 生活が破たんしたら 生活保護を 受ければいいといっても・・・

現実としては 受給することに ”かなりの抵抗” が あることは 確かですね。

また最近では 一部で 生活保護の請求が 行われたにもかかわらず・・・

支給自体が行われない という事実も 報道されました。

それも 日本社会に対する 大きな不安の一因にも なっています。







そのような 社会不安を 解消する効果も ベーシック・インカム制度にあると思われます。 

いざという時にも 確実に生活が維持できれば この上ない 安定感があります。

毎日 勤勉に働いていても・・・ 

組織の都合で ある日突然 ”解雇を通達される” ことが 普通になりつつあります。

”不安な状況下” では ”確実な安定感” が 人間には必要です。 

現在の日本社会に 欠如しているのは この ”安定感” かも知れません。

それで 日本社会でも ”さまざまな社会問題” が 噴出しているのかもしれません。 
 






次回からは このベーシック・インカム制度のもつ さまざまな側面について・・・ 

それぞれの 各論に対して 記述してゆきたいと思います。星