2017-09-12 2018-04-16
イレギュラーサイズの顧客の問題を解決する
スポーツ体型の人に多いケースで
胸・肩幅が大きいのに対してウエストが小さくドロップ寸が大きい人がいます。
また胸が厚いハト胸の場合ジャケットを着ると肩幅があっていても胸元が割れてしまう場合があります。
JIS規格に無い難しい体型
既製服はJISの規格がベースで、既製服メーカーはその中でも中心サイズだけを製造して店頭に並べています。
イージーオーダーのショップにあるゲージ服も多くは中心サイズだけを揃えています。
初心者・新人だけでスタッフを構成しているオーダーショップでは注文自体を断るケースも出てくるイレギュラーサイズです。
基本的な合わせ方は同じ
イージーオーダーでは上胴(バスト)が合うサイズをベースとして、必要であれば中胴(ウエスト)をツメる。
中胴をツメ過ぎると上胴ラインが繋がらなくなるのでツメる量には注意が必要です。
フロントダーツは本来胸にふくらみを作りウエストのシルエットを出すものです。
このダーツのつまむ分量を多くすることで上胴から中胴への線を自然なものに近づけます。
通常1.0→2.0または2.5など多くする方法です。
胸にふくらみが必要な場合アゴグセとりがあります。
これは上衿の下に隠れるところでダーツのように生地をつまんで胸にふくらみを出す方法です。
鎖骨が当たっている人にも有効です。
プラスアルファで注意が必要なポイント
アスリートのようなボディの人に見られるケースで
・なで肩な場合
・二の腕が太い場合
・背中の肉も厚い
このような症状のケースも多いので身体全体を見る目が必要になってきます。
こういったお客様はほとんどの人が服に対して悩みを持っています。
少々専門的なスキルが必要ですが、あなたがお客様の問題を解決できたとき、あなたの顧客となる可能性も高いのです。