令和6年も1/24が過ぎてしまいました・・・(笑) | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

令和6年1月1日午後4時06分~

新年早々のご祈祷のさなかで起きた未曽有の大震災!午後4時スタートのご祈祷中、しかも祝詞を奏上していました!
「ミシッ!」と強い揺れと同時に、参列者のスマホ、携帯から流れる緊急地震速報のコール!!・・・新年早々中断も申し訳ないと、揺れの中で祝詞奏上を続け、案上に供えられた奉献酒の具合を確認しながら「倒れたら中断!外に避難!」と心中穏やかならないまま祈祷を続け、結局無事に終了。
神社の被害は、古い土壁が落ちたのみでした。

 

もう全国の方がご存じの通り、阪神淡路大震災をも凌ぐマグニチュード7.6、最大震度7の大地震でした。

珠洲市、輪島市を中心に、凄まじい被害の状況が刻一刻と伝わる中でしたが、山中温泉地区は昔から「強固な岩盤上にあるので、地震には強い!」と言われている通り、郊外の造成地に建つ、

加賀市立山中中学校の周辺以外は、ほぼ大きな被害はなかった模様です。

本務神社の二社目ともいえる、温泉守護の長谷部神社は、古い石垣に囲われていますが、崩れることなく。神前にお供えしたお酒(年末の大雪で長谷部神社にかけられる時間が少なかったので、三方に四合瓶を乗せています)も倒れることなくそのままでした!!

 

神職仲間で、現在石川県神社庁の珠洲支部長をされている、T宮司(HN「羽黒宮司」)さんの神社と自宅の被害はすさまじく、そんな中でも情報発信を欠かさずにブログに上げられていましたので載せておきます。

 

 

本務の白山神社の氏子地区では、近年に新年の家祓いを始めました。・・・と言っても、宮司独りで500件近くを回りますので、1/7~1/13の1週間を要します!

山中温泉地区の人口減少は、周辺地区よりも加速しており、高齢化に伴いまだまだ減少するのではと危惧される中で、町内会連合会より頂いていた神社への助成金も減り、背に腹は代えられないと押しかけ女房的に始めた新年行事です。

まだまだ、周知できていませんが、定着するよう何とか頑張ります(^_-)-☆

 

家祓いも一段落して、今日は小正月!

白山神社の左義長祭は、その意味をしっかり残すべく小正月の1月15日に行っております。準備や片付けに人手のいる左義長です。多くの地域では、松の内の開けた土日や成人の日に行っているようです。

今日はムラタフォトスさんが来られて、いろいろ画像に納め

て頂きましたので、ご披露申し上げます。

 

火を灯して神前に供えます

 

そして祝詞奏上

 

供えた火を下げて、点火役の総代会長がどんどに火を入れます

 

どんどの前で大祓詞を奏上します

いや~熱かった・・・・・(笑)

 

午後は雪も舞うような予報でしたが、終始曇りで時折日も差すような穏やかな左義長祭がご奉仕できました。

 

12月よりほぼノンストップでご奉仕を続けた年末年始もこれで一段落。明日の朝にどんどの灰を片付ければ終わりです。

 

今晩も菊の湯で温まって、一日の疲れを癒して参りました。

 

思えば、1/1よりほぼ毎晩こちらです。

被災地の皆様には、本当に申し訳の無い限りです。

誠に、ありがたい地に住まわせて頂いております。

 

本日の左義長祭では、併せて震災復興祈願債も執り行い、一日も早い被災地の復興を祈願いたしました。

一筋縄ではいかない、過疎地、高齢者の多い地区の復興かと思います。しかしながら、日本人は先の大戦の復興、阪神淡路大震災の復興も成し遂げて参りました。

時間はかかるかと思いますが、心を一つに、力を合わせて取り組んでまいりましょう(^O^)/