冬の北アルプス縦走から戻って参りましたー。
丸石尾根を登って、蓮華岳→爺ヶ岳と5泊6日で歩いてきました。
ここ数年、山ラブ❤️ですが、冬の北アルプスの稜線歩きが出来るとは夢にも思わなかったなー。

山はやはり上を見るとキリがなくて、未踏峰に登ったり、難しかったり危険だったりするルートを登ったりする人達がいる訳です。
そんな人と比べると、自分のやってる事って大した事ないショボーン

でもねー、今回の山を登りながら思ったんです。
わたし、スゲーって。

最初から、目標に向かってコツコツと練習して頑張る人も多いと思うけど、私はそんなタイプではない。
思いつきタイプ?てへぺろうさぎ

でも、色んな山に行ったり、講習を受けたり、足らない部分を補うために、良い道具をゲットしたり。

気づいたらちょっとずつ、山に強くなってたかなー。

ちょっとずつ、ちょっとずつ背伸びをして歩いてきた。

一人で何日も山に入ったり、クライミングもやってみた。

何をやっても人より劣る。
身体能力が低い。
準備も遅い。
何度も劣等感に苛まれた。

そして、今回。
あれー?みんなそうなのかなって。
すごい山に登ったあの人も、危険なルートに挑むあの人も、ただ、ちょっとの背伸びの結果なのかなって。
私の背伸びの結果と誰かの背伸びの結果は、もちろん違うけど、違わないのかなって。

吐きそうになりながら20キロ超の荷物を背負い、風雪に耐え、テントは寒いし、疲れ過ぎて食欲は落ちるし、フラッとプチ滑落はするし、ウサギ穴とびだすうさぎ1には落ちるし、雪まみれだし、手足プチ凍傷だし。

スゲーよー。
わたし。
先輩に励まされ、仲間に恵まれて。
4人だけで歩いたあの稜線。
誰もいない。
一度も晴れは見れないかと思ってたけど、晴れた。白い稜線が見えた。剱岳も見えた。夕日も朝日も見えた。
最後まで自分の足で歩けた。
本当に、本当に、奇跡だと思う。
ありがたい。
この身体でありがたい。
自分に生まれてありがたい。
感動できる自分でありがたい。

有難い。

ありがとう。