Salut!
やまぶーです☆

喧嘩の絶えない義両親をなだめるために
いろいろな話をするのですが
私が話すより本を読んでもらった方が早いのではないかと思い
あれこれ本を紹介しています

もっとも
同じ本を読んでも受ける感情や
得られる情報は全く違いますし
そもそも
読んでくれるかどうかもわからないのですが

こちらも 私は随分前に読んだのですが
義両親にと手にとったので
こちらにもあげておきます


よく「ジャケ買い」なんてありますけど
「背表紙買い」とか「タイトル買い」とか
そんな感じです

『これは水です』

???

無知な私からしたら
非常に面白いタイトルだな
と思って

少し中を覗くと
子どもにも面白そうな話だな
なんて思って手にとりました


でも読み進んでいくと
とっても奥が深くて

デヴィッド・フォスター・ウォレスさんが
ケニオン大学のスピーチに捧げたものが
本になっているということですが

なるほど
知識とは想像力のために使うモノなのだと
とっても納得し
なんだかとっても感動しました

些細なことにイライラしたり
すぐに怒る夫に
読んで聴かせたりもして

相手の立場や状況を想像することで
イライラは解消できるのですね


私は運転が不得意で
いつもドギマギしながら頑張って運転するのですが
夫は反対で スイスイ運転するので
(私は乗っていると怖いのですが)
変な動きをする車によくイライラしています

そんな時はいつも
あの車は私が運転しているのかもしれないよ

というと
それなら仕方ない

とイライラが少し収まる

そういうことをよく繰り返していたのですが

確かにそれはまさに
この本にあるお話だなあ
と納得がいきました


そしてそれは車の運転だけではなくて
あらゆるとことろで使えるので

もっと想像力豊かに
いろんな状況で使っていけば
イライラしない人生を手に入れることができるのだな と思いました


以前 母が勤め先に入ってきた若い子に
とても感心していたことがあります

一切文句を言わない
というのです

何か不都合なこと 不合理なことがあっても
何も文句を言わず
ただ それを解決するための手段をこうじる

上手くいかないことには理由があると知っているのですね


本当の賢さとは
そういうことなのかもしれませんね

私もまだまだ知識と想像力の鍛錬が必要なようです
人生を通して


しかし
後書きを読んで愕然とします

こんなに素晴らしいことを発見した人が
どうしてそんな末路を辿ることになったのか

想像力は度を過ぎると
おかしな方向に行ってしまうのかもしれません

人類の長い長い歴史の中に生を受けた私たちですから
この命はまっとうしたいと
私は思います

まっとうしなければならない、と