昼間、ちょっとした買い物で少し遠出をしていたら、帰ってくるのが遅くなってしまった。正確には向かっている途中で「あ、こりゃマズい」という気配はあったのだが。案の定、「あと5分早ければ…ッ」という後悔とともに遅刻。言い訳無用。

 幸い(とは言わないが)、担当の生徒も遅刻。こっちは20分遅刻で違う意味で問題があるが、それはそれとして…。


もし生徒が既に来て待っていたら?

待っている生徒に駆け込んでくる講師の姿を見られたら?


 意識の甘さとはこういう所に出るものである。年始早々、たるんどるッと自分に喝を入れ、明日以降精進する所存である。反省。
(´д`)
「わかんない」

彼女はいつもの口癖でそう答える。僕は

(゜皿゜#)
「ブブー。それは『分からない』のではなく、『考えようとしていない』だけです」

とやり返す。彼女はうー、とか、むー、とか言いながら自分の中にある知識や経験から答えを導こうと、そこで初めて考える作業を開始する。主に算数の授業で、彼女は考えることを放棄する。間違えることがイヤなのである。問題を解きながら、これでいいの?かな?と確認しながらでないと進めない。

 彼女の言を信じるならば、彼女のクラスの教師は、間違えた子に対してその場でネチネチと言うタイプらしい。彼女はその担任を大層憎んでいる様子である。今日もあのハゲが…と塾に来て第一声から愚痴を言うのが習慣になっている。

 いつからか学校の授業風景は、我先に手を挙げる子ども達と、ハイ~くん、とその子たちの中から指名して答えさせる教師の図、というのが「普通」になった。誰もその行為に疑問を抱いていないかのようだ。早い者勝ちと言ったら言い過ぎかも知れないが、子ども達はほぼ「反射的に」手を挙げて答えを発表する。速く、誰よりも速く、という意気込みさえ感じる。

 その一方で。結論を早期に出そうとせず、問題や方法についてじっくり考えて取り組もうという考え方の子達は置いてけぼりになっている。彼らは一様に、早く答えを出せない事に焦りを感じ、その防衛策として「わかりません反射」を身につけている。それ以上の追求を避けるためにその呪文を唱えるのである。

 僕が担当になってしまった彼女は大層運が悪い。

(゜皿゜ )
「出来ないのは仕方ない。何も悪くない。誰でも出来ないことはある。でも『やらない』のは許しません。出来る限りのことをやって見せてください。」

 彼女は今日もうー、とか、むー、とか唸りながら算数の問題に取り組んだ。最近はやっている最中の「これでいいの?」という確認が減り、自分で最後まで答えを出すようになった。最初の頃は図を描かせるだけでも一苦労だったが、最近は自ら進んで図や表を書いて問題に取り組んでいる。

 僕の取っているスタンスが正しいかどうかは、僕が判断することではない。しかし、彼女はどうやら僕の考え方に共感的姿勢を示しているようだ。

 それが嬉しくもあるし、恐くもある。
 新しいシステムを構築し、新規顧客を獲得しよう、という動きがある。勿論これは塾内部の話である。案が出た時は「なるほど悪くない」と皆が思い、ゴーサインが出た。一人のベテランが主導してプロジェクトが動き始め、それぞれがその方向に向けて少しずつ動き始めていた。

 ある年末の日、塾内で講師同士の話し合いの場が持たれた。僕は参加できなかったので話に伝え聞いただけなのだが、どうもリーダーが単独で走りすぎているようだ。話し合いの後、他の講師は「彼の意見には賛同できない」という姿勢を見せている。事前に連絡するから、と言っていた内容も伝えてもらえないまま、「こうするから。準備よろしく」というスタイルで「話し合い」がなされたらしい。それは話し合いではなく、ただの「俺様の意思伝達」であったようだ。教室長は一貫してノーコメントだったらしい(これは種々の事情があるだろうから理解できることだが)。

 リーダーとなった人物は講師歴の長いベテラン。普段は皆の聞き手に回り、授業でも生徒の目指す方向性を重視した授業を行っていた。皆その人物を信頼していたし、その人も教室全体を円滑に回そうと普段から心を砕いていた。彼の姿勢には見習うべきところがあったし、尊敬できるものを持っていると思っている。

 が、今回は少し事情が異なるようだ。リーダーとしての気負いか、経営を気にしすぎての暴走か。少なくとも、皆の思いとは遥かに遠いところから声が届いているような状況だ。振り向こうとしないその人物の後を、追いかけている人は、居ない。

 今回は彼の思うようにさせればいい、という声もある。彼ひとりに「お試し」としてやらせてみて、次回にその経験を活かして皆で実施すれば良い、という提案。講師陣は今回のプランなら私はやらないよ、という姿勢になってしまっている。確かに、内容的にも講師の負担が高く、生徒の家庭事情なども考慮されているとは言いにくい。


 これ以上面倒な事態になる前に、何らかの手段を講じなければならないところまで来ている。困った、困った。
29日
 「今年の大晦日はローストビーフを作ろう」ということで、コストコへ行ってきた。A4サイズのトレイに乗っかった牛肩ロースを購入。ついでに塾講師連中への遅いクリスマスプレゼントとして、これまたでかいティラミスを買っていった。入り口で客引するソフトバンクの兄ちゃんに捕まり(物欲しそうにiPhoneを見ていたせいである)、暫く問答する。欲しいけど月額4000も払ってオモチャ買うのはねえ…。

30日
 毎年恒例の幼馴染忘年会。「父親が同級生」の、子供世代。住む場所も離れているし、年に一回程度しか会わないが、気兼ねなく話が出来る貴重な友人たち。どちらかというと兄弟のような感覚である。唯一心配なのは長兄の頭髪の後退と、長姉の行き遅れである(見つかったら刺されるなコレ)。

31日
 ボディショップで一足早い福袋を買い、ローストビーフを作成し、ヤマダ電機でインターホンの工事予約を取り付け(手続きで20分放置され半切れ)、ゴロゴロしながらポケモンソウルシルバーをプレイ。そろそろ年越しそばでも食べようかって頃合。マグマラシかわいい。



 みなさまも良いお年を。
 「ただいまー」と外出から帰ってくると、僕の場所であるクッションは、大抵このような状況になっている。

やまのひと、あるく。-占領
「だがいまは あたしのばしょだ うばいとってみるがいい 
…できるものなら」


 …と、奴はまるでMOTHERのボスばりの主張を繰り出し、こっちを睨みつけているのである。ただいま、と言っても「にゃあ」とも言わず、無言で毛繕いなどを始めたりする。どいてくれる気配は微塵も無い。

 どうも、奴の中では僕は「同列」の相手らしく、遊ぶにしても「プロレスごっこ」(容赦ない噛み付き&引っ掻きで攻撃)である。素手で立ち向かおうものなら、お外に出られないくらいの「キズモノ」にされてしまう。どこかで教育を失敗したらしい。

 ネコが嫌いな訳ではなく、むしろ大好きなのだが、こればっかりはなんとかしてくれませんかね、というお話。当人(…当猫?)に言っても全く通じないものでここで愚痴(?)っている次第である。