東日本大震災の悪夢から 今年で11年  被災地の皆様にとって 時計は 止まったまま 

ふるさとの景色 人とのかかわりも変わり 祈りの日々だけが無情にも早く過ぎてゆく 思いの人が多いのではないでしょうか

風の子の家の子どもたちは 2013年の夏被災地を訪れ 被災地の学びの場をたくさん頂き 今日までも続いています。

  

避難所となった 洞源院さんの「あったかい手」の詩編を 朗読劇にして 被災地から

「みてきたことを伝えたい」と 今日まで 小さな子ども達が先輩たちから 語り継いできました。

今年は 11日 近くの 木蓮の花が咲く 十輪寺さんで 亡くなった方々の鎮魂の祈りと 朗読劇の一遍を奉納しました。

毎年 年長児や学童さんが訪問してきた被災地訪問 今年は 無理と思っていましたが

子ども達の思いは 強く訪問を願っていましたので  

コロナが少し落ち着いた11月 年長児を職員全員で 万全を期して 被災地訪問をしてまいりました。

交流がコロナで 制限される中での訪問でしたが 荒浜小学校を 見学 一年生に入学する学校を思い

真剣に ビデオを見ていました。 

雄勝のローズガーデンさんでは 突然の訪問でしたが オリーブを摘ませていただき

オリーブの苗 花の苗を頂き 子ども達の畑に 今 きれいな花が咲いています

あったかい手の避難所となった 洞源院さんには 夕方となりましたが お参りさせていただき 接待していただき

歌や 詩編の著書を書かれた 美紀先生に会えた子ども達はとても感激しまた

「美紀先生は  大勢の人に暖かい心で 落ち着かせることが出来 すごい人だと思います」と

報告の発表時に感想を語っていた子ども・・・・・・・本堂に招かれ 本堂に大勢の被災者が住まわれたことを

 詩編を 通して感じていた子どもに 美紀先生はじめ ご住職様のあたたかいお心を 本堂に立ち 祈りの中から 心打たれたのだと思います。

 

一泊の訪問でしたが 帰ってから 写真や自分たちの思いを子ども達がまとめ

父兄さんや 小さな子どもたちに 報告をしました。

 

3月 11日子ども達全員で 十輪寺さんの山登り

白い 木蓮が咲き始めた

山頂の河津桜が咲くお堂から 海を眺め ふるさとの原風景が 津波で壊されることがないよう

被災地訪問した子ども達の祈りと 美紀先生の歌を奉納して 祈りを捧げました

小さな子ども達の「見てきたことを伝えたい」思いは 被災地の皆様から学んだ 尊いものです

コロナでいろいろな体験が出来ない今日ですが 

心まで委縮させる 自粛だけは 早く 解除できるように 祈ります。

11日には まだ木蓮が3分ほどでしたが 今日は お山が白くなるほど満開となって きれいです

このブログを見ていただき 十輪寺さんにお出かけ予定の方は どうか 子ども達の心と一緒に

被災地の思いを風化させる事とのないよう 祈り届けていただけたら幸いです。