令和8年8月24日(月)~26日(水)

北アルプスの主稜線で残っているのが本ルートなので、どうしても踏破したいと

過去3度、挑戦したが全て悪天候に阻まれて、断念した経緯がある。

今回は、天気予報を信じたら、3日間好天に恵まれていい山行が出来た。

不帰の嶮の二峰北峰は、噂通りにスリリングだったので楽しむことができた。

ただ、三峰と一峰山頂に山名板がなかったので、よくわからなかったのが残念でした。

印象としては、唐松岳から白馬岳を行くより、白馬岳から唐松岳を縦走したほうが、

脚への負担が軽いのではないだろうか。コロナ禍でのブランンクもありかなりきつい山行でした。

3日目の大雪渓の下りは、雪渓がかなり減少しており急な岩場の下りが続き神経を使い体力も消耗した。

 

<行程表>

8月24日(月)曇り 所要時間:6時間 歩行時間5時間   歩数10,957歩

 白馬第二駐車場9:00==ゴンドラ、リフト==八方池山荘10:20・・・第三ケルン11:40・・・

 唐松岳頂上山荘15:00

8月25日(火)晴れのち曇り 所要時間:11時間20分 歩行時間:9時間20分 歩数29,322歩

 山荘4:40・・・唐松岳2695m5:00・・・不帰の嶮三峰・・・二峰南峰山頂6:00・・・

 二峰北2614m入り口6:25・・・一峰8:00・・・不帰の嶮終点2411m8:45・・・

 天狗の大下り始点9:08・・・天狗の大下り終点10:04・・・天狗の頭2812m10:50・・・

 天狗山荘11:10-12:00・・・鑓温泉分岐12:35・・・白馬鑓ケ岳2903m13:20・・・

 杓子岳直下(巻き道)14:30・・・白馬山荘2932m16:00

8月26日(水)晴れ  所要時間:5時間 歩行時間:4時間30分 歩数16,704歩

 山荘5:40・・・白馬岳2932m6:00-50・・・山荘7:00-20・・・大雪渓始点9:50・・・

 大雪渓終点10:25・・・猿倉山荘12:30==(タクシー4000円)白馬第二駐車場13:10

・・・八方の湯入浴1000円13:20-14:00

 

では、写真をどうぞ!!

 

1日目   八方尾根を行く

白馬八方尾根スキー場第二駐車場。9時に着いたが満車状態。

 

ゴンドラとリフトでスキー場を行く。先月末に来たときは、一面花畑だったのだが・・・

 

八方池山荘。八方尾根登山の起点。

 

ミヤマママコナが可憐。

 

ウメバチソウの群落。

 

第三ケルンが見えてきた。ガスで視界はあまりよくないが、涼しくて快適。

 

眼下に八方池が寂しげ。晴れていれば白馬三山を映すのに。

 

まだマツムシソウが咲いている。きれいな紫色の花。

 

鮮やかな朱のカライトソウ。

 

秋の象徴ワレモコウ。

 

カライトソウの花畑。

 

個性的なオヤマボクチ。

 

イブキトラノオ?

 

シシウドとトリカブト列をなす。

 

花畑を眺めて一息いれる人たち。

 

雪渓を眺めて一休み。

 

秋の花、オヤマリンドウ。

 

唐松岳と不帰の嶮が見えてきた。迫力ある山容だ。

 

湧き上がる雲が不帰の嶮を不気味な雰囲気にさせる。

 

ヤマハハコが緊張を解きほごしてくれる。

 

唐松岳がくっきり。

 

左から不帰の嶮、天狗の頭、白馬鑓が岳。今回の縦走路。

 

今夜の宿、唐松岳頂上山荘に着いた。

 

山荘から見る唐松岳はガスに覆われて神秘的。

 

 

2日目  唐松岳から不帰の嶮を経て白馬山荘まで縦走

唐松岳頂上。太陽は雲の中。

 

黎明。

 

不帰の嶮第三峰へ気を引き締めてスタート。

 

第三峰へ。

 

雲海の中からやっとお日さまが顔を出した。心が洗われるようで新鮮な気持ちになる。手を合わせる。

 

岩峰の中腹の巻道を行く。人影が小さくて確認できないでしょう。

 

尾根に出る。陽射しがまぶしい。有難いことだ。

 

不帰の二峰南峰が迫る。

 

不帰2峰南峰の山名板がここだけにしか設置されていない。

 

2峰北峰に向かう。

 

アップダウンを繰り返し進む。

 

この先が北峰入り口か。

 

特に表示はないが、北峰の入り口である。垂直に切れ落ちている。(写真ではわかりにくいが)

 

どんどん下る。

 

今度は登る。左側の黄色い丸印に沿って登る。

 

垂直に登ってから右にトラバース。(写真が横になってしまい恐縮ですが顔を左に倒してください)

 

次は岩場を越えて行く。

 

ガレ場の急登。

 

今度はトラバース。変化に富んでいて楽しい。

 

次は緩やかなトラバース。

 

目の前の岩峰を越えて行く。

 

垂直なクサリ場。(顔を左に倒してください。)

 

クサリを使ってトラバース。マツムシソウが癒してくれる。

 

垂直の登り。足場はしっかり取れるので心配はない。しかし疲れる。涼しいから助かる。

 

右奥に白馬鑓が岳そして縦走する杓子岳が青空に映える。いい天気でうれしい。

 

大きな熟れた野ばらの実。

 

天狗の頭に雲が掛かっている。これも高山ならではの美しい光景だ。

 

さらに絶壁をトラバース。足元がしっかりしているので問題はない。

 

岩場は続く。慎重に慎重に。

 

左端に天狗の大下りと山頂が天狗の頭。あそこまではまだ時間がかかりそう。

 

かわいいハシゴを登る。

 

淡い黄色のトウヤクリンドウが厳しい環境に耐えて咲いている。

 

まだまだ楽しい岩場が続く。

 

今度は急な岩場を登る。中腹の二人の登山者が見えますか?

 

名物のハシゴ。ここで男女6人ほどの登りのパーティーとすれ違う。この地点に立ち止まって

通過するのを待っていてあげた。

 

ハシゴを過ぎると垂直の長い下りが待っている。写真では、急斜面を撮らえられないのが残念。

ここを下ると2峰北の難所は終わる。

 

どんどん下ります。足場はしっかりしている。

 

途中からトラバース。

 

さらにトラバース。

 

今度は下ってからトラバース。

 

さらに垂直な斜面を下ります。

 

どんどん下ります。

 

Vの字の所がハシゴ。そこからなんとか下りてきた。難所を無事通過できた。所要時間約1時間。

(すみませんが、顔を左に倒してご覧ください。画面が縦にならないものですから)

 

快晴の真っ青な空に剱岳がそびえ立つ。雲の一つでもあった方が絵になるかな。

 

今、てっぺんのV字の所からりてきた大斜面。中間地点に登っていく登山者が

見えるでしょう。

 

二峰北峰を振り返る。なかなかの岩峰でしょう。

 

1峰山頂。ここにも山名板はない。たぶん1峰だと思う。ご夫妻と一言二言。

 

左の縦走路延長上の天狗の大下りと天狗の頭がはっきり見えてきた。

 

二峰全容。左が二峰北峰、中央が二峰南峰。

 

右奥が3峰。

 

中央が1峰だと思います。

 

緊張感から解放されて天狗の大下りに向かう。キレットを通過して結構疲れました。

 

キレット終点から見る天狗の大下り全容。

なだらかに見えても、かなり急で、ザレ場が多いので難所。

 

天狗の大下り始点。標高差約400m。

 

ここから不帰の嶮全容が見える。左から1峰、2峰北峰、2峰南峰、3峰。

キレットを通過するまでに、スタートから3時間20分。(昭文社のコースタイムは2時間50分)

 

さあ、頑張ろう!!

 

途中からの風景。なだらかそうだが、実はからりきつい。休みながらゆっくり登る。

 

山頂はまだまだ先。

 

ガレ場の連続。写真を撮るための休み(口実)。

 

最後の急登。クサリを頼って何とか登り切った。(顔を左に倒して見て下さい)

 

登りきると、ここより天狗の大下りという看板。約1時間20分の辛い登りが終わった。

脚は踏ん張りがきかないような疲れに襲われる。

 

一番奥が白馬鑓が岳、その手前が天狗の頭。気持ちのいい稜線歩きを楽しめそう。

 

トウヤクリンドウが美しい。ひなが親鳥からの餌をねだって大きな口を開けて待っているような

感じもする。

 

天狗の頭に到着。ガスが出てきた。

 

一路、天狗山荘へ。奥は白馬鑓が岳。

 

天狗山荘が見えてきた。安堵。

 

水場の水は、ちょろちょろで生ぬるい。

 

新しそうな天狗山荘。確か建て替えたばかりではなかったかな。

 

牛丼(1400円)を食べて、しっかり50分の休息。キレットと天狗の大下りを登ってきたので

かなり脚にきている。ここまでくれば、白馬山荘まで、何とかたどり着けそうだ。

 

12時丁度に山荘を出発。白馬鑓が岳に向かう。

 

ヨツバシオガマの群落。

 

ウサギギクもまばらに。

 

アキノキリンソウは最盛期。

 

チシマギキョウの鮮やかな紫もきれい。

 

ガスの中の白馬鑓が岳。午後になると高山にはガスが発生する。仕方がないことだ。

 

白馬鑓が岳が一瞬顔を出す。少し登っていくと鑓温泉分岐の山名板がある。

 

鑓温泉分岐。

 

登ってきた縦走路を振り返る。晴れていればどんなにか美しい稜線なんだろうに。

 

やっと白馬鑓が岳の山頂が見えてきた。

 

天狗山荘に向かう二人連れ。白銀の世界に溶け込んでいくようだ。

 

白馬鑓が岳山頂2903m。白銀の世界に包まれた孤高の山頂。

 

登ってきた縦走路がガスの中に消える。

 

ガスの切れ間から、白馬山荘方面に向かう二つの人影。少し心強い。

朝、唐松岳頂上山荘を一緒に出た人たちかもしれない。

 

次は杓子岳に向かう。縦走路は延々と伸びる。

 

白馬鑓が岳からの稜線を振り返る。視界が良くなってきた。

 

トウヤクリンドウの花畑。

 

ガスが晴れて、青空がのぞき、白馬岳の鋭い岩峰が出現した。見る角度により白馬岳は

槍ヶ岳のようにも見える。実に美しい眺めだ。だが、まだ先は長そうだ。

 

ガスの中だった杓子岳が一瞬、山頂までの全貌を披露してくれた。これまた美しい山だ。

 

杓子岳のトラバース道を行くと山頂への分岐がある。ガレ場の直登である。多分登りで

40分ぐらいかかるだろ。現在山頂はガスの中、しかも脚の状態はふらふら、白馬山荘に

着く時間などを考慮して、巻道を直進することにした。

 

白馬山荘へのなだらかな稜線。脚が癒される。

 

丸山へのきつい登りに脚が悲鳴を上げる。

 

途中から、白馬岳とその手前に白馬山荘が見える。元気づけられる。

 

しかし、登山道は美しいがどこまでも果てしなく続く。この登りも脚にはかなりこたえる。

 

やっと大雪渓の上部に来た。もう間もなく着くだろう。

 

鮮やかな紫のトリカブトの群落がきれい。

 

ガスの中に白馬山荘が見えてきた。感激。

 

遂に念願の縦走は終わった。今夜はゆっくり眠れそうだ。

 

 

3日目 白馬岳に登った後、白馬大雪渓を下る

 

山荘で朝食を済ませてから、すぐに白馬岳に向かう。白馬岳は3度目にして初めての晴天である。

 

山頂の賑わい。かなり風が強いが、あまり寒くはない。

 

山頂にて。登った証拠を残しておこう。

 

山頂風景。

 

端正な花の雪倉岳と左手前の鉢ヶ岳。いずれも数年前に朝日岳まで縦走した時に登った山だ。

 

雪倉岳の奥に朝日岳が雲海に沈んでいる。

 

白馬大池へのルート上の小蓮華岳の稜線も美しい。

 

目の前にドーンと剣岳、そして立山連峰が連なる。感動の風景。

 

剣岳アップで。登っている人も見えそう。

 

槍ヶ岳が雲海の中から一瞬顔を出した。強風により雲海はかなりの速さで左に流れている。

 

大雪渓と雲海。この素晴らしい雲海が見たかった。壮大な雲海を見るのは久しい。

 

妙高、火打山方面。

 

戸隠、高妻山方面。

 

浅間山方面。

 

白馬山荘を見下ろす。

 

山荘に戻って、大雪渓を下る。村営頂上宿舎の水場には、冷たい水がザアザア流れている。

500mのペットボトルに水を満たした。

 

昨日、登れなかった威容堂々な杓子岳と大雪渓。惜しかった。

 

トリカブトの群落。ちょっと見ずらいですが、よく見ると見えますよ。

 

小屋が見えてきた。一度登った時、この小屋が見えた時は一安心したもんだ。

ここからの登りもかなりきついけど。

 

この角度だと杓子岳も槍ケ岳に負けなさそうに鋭い穂先。

 

大雪渓を見下ろす。雄大な景色に感激。

 

岩場に咲くトリカブト、シシウドとトラノオ。

 

こちらは、ミヤマコウゾリナの群落。

 

下に小さな橋が2本見える。2回目の挑戦の時、上からの大水でこの橋が流されて通行不能となり

白馬尻小屋から撤退したことが思い出される。画面では見えないが、橋の下をかなりの勢いで

水が流れ落ちています。

 

クロトウヒレンも独特の美しさ。

 

厳しい岩場、ガレ場を下ってきて、やっと大雪渓の入り口に来た。白馬山荘で借りた4本爪の

軽アイゼンを装着して雪渓に入る。雪渓は、スプーンカット状で少し歩きにくい。

 

それでも慎重に下って行きます。

 

約35分程歩くと大雪渓歩きは終わる。

 

ここから、また厳しい岩場、ガレ場を下り、無事、猿倉に着いた。

ここで、客待ちしていたタクシーに乗り込み駐車場に戻った。

 

今回は天気に恵まれ、念願の唐松岳から白馬岳への縦走が出来て大満足である。

今後は、年相応の無理のない楽しむ登山を念頭に置いて登り続けたい。

 

今回はこれでおしまい。