明らかな染色体異常による障がいが見つかって
混乱する私に院長先生が少し時間をかけて話してくれた。
その間も涙は止まらないし
息苦しかった。
赤ちゃんはお腹を蹴ってる。
ほとんどが初期流産に終わる染色体異常なのに
この子はここまで大きくなってくれた。
胎動もしっかり感じる。
生きてるんだね。
でも
お腹からでてしまったら苦しむだけ。
わざわざ苦しむだけの為に生まれてくる。
きっと私はそれに耐えられない。
それならもうみんなの苦しみが最小限のうちに諦めよう。
これ以上赤ちゃんの命をかんじてしまうと私が壊れるから。
勝手だけど私はそう思ってしまった。
自分がこれ以上傷つかないようにしたかった。
『諦めます』
院長先生は優しかった。
そう決めた以上
一日でも早い方が私のためにも赤ちゃんのためにもいいということで
その日のうちに入院になった。
先生の診察が終わったのが5時半。
先生の配慮で午後の外来が終わる頃に電話をくれることになり
一旦帰って入院準備をした。
そしてお兄ちゃんになるのを楽しみにしていた息子に説明してお腹の赤ちゃんにさよならを言った。
家族四人で写真を撮った。
旦那が話しかけて
息子が話しかけて
家族四人で過ごした。
9時半過ぎ
クリニックから電話。
人工死産の承諾書を書いて
いよいよ入院します。