異常宣告① | 命の選択~胎児異常と人工死産~

命の選択~胎児異常と人工死産~

3度目の流産を乗り越えて妊娠。切迫流産・絶対安静を経て安定期に入り安心したのも束の間..今度は命の選択を迫られました。小脳と腎臓の低形成、奇形。子宮内胎児死亡もしくは誕生死。人工死産という選択。18週6日でお星さまになりました。

2012年1月6日
妊娠5ヶ月『17週3日』

三回の流産歴があることから
本来なら4週間ごとの検診が
私は3週間ごと。
前回の検診はクリスマス前。

胎動を感じ始めていたことで
それまでの検診前の
『ちゃんと生きてるかな』
という緊張感は
まったくなくなっていて
むしろ、体重増加が心配だったので
クリスマス・年末年始で
体重が増えなかった自分を
誉めてあげる余裕さえあった。

順調であること以外
疑いもしなかった私は
待合室で雑誌を読みながら
感じる胎動が愛しくて
すでに立派な妊婦さんになってきた
お腹をのんきにさすっていた。

予約通り一番に呼ばれて
診察室へ。

いつもの女医先生。
『変わりないですか~?』
『たまに張るんです。』
『(苦笑)内診しましょうね』

いつものように
内診で子宮口と頸官長を確認し
早産傾向を診てもらう。
『問題ないですね。』
と聞いて一安心。
張りも生理的なものとのことで
楽しみにしていた経腹エコーへ。

いつものように録画用の
SDカードを渡し準備をし
エコー画面に元気な赤ちゃんが
映される。

胎動を感じて
生きていることを
実感していながらも
やっぱりまずは心臓を探して
『あ~よかった!!元気だ!』と思う。

先生がいつものように
『これが心臓ですね~元気元気!』
と器官を説明しながら
頭や大腿骨の測定をしてくれる。

『元気すぎて測定が難しい』
と先生が困るほどに
動き回る赤ちゃん。

『指すってる~!』
『かわいい~!』
なんて1つ1つの動きに
感動して感想を言いながら
画面を眺めていた。

先生が『お顔見せてくれないかな~』
と言いながら頑張ってくれる。
赤ちゃんはずーっとうつむいて
さらに手を顔の前から離しません。

先生はお腹をゆすったり
ぐい~っと押したりして
『お顔見せて~』っと
エコーを当て続けます。

先生、赤ちゃんのお顔を
見せてくれるために
すごい頑張ってくれてるな~。
ありがたいな~。

なんて思っていました。

数分が過ぎ
数十分が過ぎ
少し不安になってきました。

あまりにも長すぎます。

いつも時間をかけて診てくれるので
初めは何とも思わなかったけれど
さすがに長すぎます。

不安になってきた私に気づいたのか
『こんなにお顔を見たいのはね..』
と先生が説明しはじめた。

『ちょっと気になるところがある』

そう言われた途端に
心臓がバクバクなり
頭が混乱するのがわかった。

先生が言うには
・鼻が不自然に大きすぎる
・鼻から口にかけてきちんと
形成されていないかもしれない
・もしそうなら染色体異常の
可能性もある
とのこと。

ただ、お顔を見せてくれないので
あくまで可能性があるという段階。
少し時間をおいて
赤ちゃんが顔を見せてくれるのを
待ちましょうと言われて
一旦、待合室に戻された。