連日寒くてどんよりの毎日が続いています。
どこかに温かい陽光の様な存在(物心両面)を探し求めて
気分を盛り上げたいと思っています。
≪裏山の小高いところから≫
先日、安定ヨウ素剤*) の事前配布に行ってきました。
*) 原子力災害発生時に、放射性物質による甲状腺の 内部被曝を防ぎ、
甲状腺がんの発症を抑える
今回は3年前に配布された錠剤の有効期限満了に伴う更新になります。
国は原子力規制委員会の指針において、以下のように定めています。
『5キロ圏内の自治体には事前配布を求め、5~30キロ圏内では自治体が備蓄 して、
事故後に必要な場合は配布する』
当地は最も近い原発から50㎞くらい離れています。
なのにどうして当自治体では安定ヨウ素剤が事前に配られるのか。
30㎞圏外で事前配布した⾃治体は全国初だそうです(3年前)。
県が実施した最寄りの原発事故で放出される
放射性物質の拡散シミュ レーション(2014年4月)において、
当市では甲状腺等価線量が100・1ミリシーベルトと予測され、
国際原子力機関(IAEA)が定める安定ヨウ素剤の服用基準(50ミリシーベルト)を
上回ったことによるものだそうです。
原発事故が無く、3年の更新時期を迎えたということはありがたく、
3年ごとに原発事故の恐ろしさを再認識できるという点ではいいように思えますが、
今後3年ごとに更新が必要というのは
市の予算(税金)の観点からも、
市民の日々の危惧や更新のための労力を考慮しても
これでいいのだろうか・・・と再考させられます。
難しいことは分からないながらも
原発が無くなることこそがベストソリューションではないかと改めて思います。