膝を使って打て! | Yamlog

膝を使って打て!

以下転写

例えば、ベースラインで打ち合っている最中に相手がネットに出てきてストローク対ボレーのラリーになった時、こんなシチュエーションが要注意です。同じようにストロークしているつもりでも、簡単にネットにひっかけたり、大きくコントロールが乱れたり……。 相手がネットに出てくると、なぜミスをしやすいのか。その理由は、海老名コーチによると、リズムの違いだということです。 相手との距離が近いのでボールが返ってくるまでの時間は短くなります。さらに「ボレーヤーからの返球はストロークのラリーに比べてバウンドが小さく、その分、ストロークを打つ時に踏み込むスペースが小さくなります」(海老名コーチ) それなのに、普段のラリーと同様に踏み込んで打とうとするから、詰まった形になってミスヒットが出てしまうのです。

ボレーヤーからの返球は、ストローク同士の打ち合いに比べてバウンドが小さく、その分だけ、ストロークを打つ時に踏み込むスペースが小さくなります。また、時間的余裕もあまりありません。それなのに、ストローク同士のラリーと同様に踏み込んで打とうとすると、詰まった形になってミスヒットしがちです。
 
相手がネットに出てきた場合は、ストロークを打つ時にヒザを使う意識を持ってみましょう。無理して踏み込む必要はありません。テークバックの際にヒザをやわらかく使ってその場で腰を落とし、上体を捻ります。そして捻り戻す力を使ってスウィングします。前に踏み込んでしっかり打とうとしなくてもOK。タイミングを合わせてコンパクトにスウィングしてください。
 
ひざを使って上体を捻り、捻り戻す力でスウィングしていけば、自然に次の構えも早くなってきます。レディポジションがすぐに取れるようになるので、相手がネットに出てきても、余裕をもって対応できるようになります。