皆さんこんにちは今回もマクラーレンMP4/6の製作とともにマンシの事やドライバーの事を少し語りながらいきたいです今回はセナとプロストの関係について少しだけ

お話したいです、F1史上もっとも有名なライバル関係といえば、やはりアイルトン・セナとアラン・プロストでしょう。今から33年前の1988年にマクラーレン・ホンダのチームメイトとなった二人のそこからの数年間は、「セナ・プロスト時代」としてF1の歴史に残っています。

その後もF1では、多くのライバル関係が生まれました。
 しかしいずれも「セナ・プロスト時代」のように、二人の名前のついた「~時代」と呼ばれるものにはなっていません。なぜでしょうかこれにはなんと三つの要素が揃う必要があり、まず大前提となるのは、二人が勝てるマシンに乗っていることですこれは当時のマクラーレンのスペックと2人のドライバーセンスにより両者がタイトル争いをしていなければ、歴史に残るライバル関係にはなり得ないですよね、実際にF1グランプリで今日はプロスト今日はセナどっち?って感じで観戦していました、そして二つ目は、二人のドライバーの「釣り合い」です。シューマッハとヒル、ハミルトンとロズベルグ、あるいはハミルトンとベッテルのライバル関係はまさにそれだったと思います。敗れたヒルやベッテルらを貶めるつもりはありませんが、ドライバーとしての差は歴然でしたこれを考えみるとこの2人は凄い。

 唯一、2016年のロズベルグはハミルトンとガチンコバトルを繰り広げ、何度も選手権首位を奪い合う展開の中、ついにタイトルを獲得しました。1988、89年の「セナ・プロスト時代」に負けるとも劣らない、調べると濃密なチームバトルでした、しかしロズベルグはこの戦いに疲れ果て、突然引退してしまいます。もしあのライバル関係が翌年以降も続いていたら、「ハミルトン・ロズベルグ時代」と呼ばれる歴史を作っていたかもしれませんが残念でした、それはそれで面白いけどうそうはならなかった。三つ目の要素は、この「ライバル関係の長さ」でしょう。


モノコックボディにシートベルトを製作しシートベルトは布のキットが付属されておりバックルはメタルブルーで塗っています、フロントサスペンションも忠実に再現されておりとてもかっこいいです。

「~時代」と呼ばれるためには、その関係が数年間続く必要があった。2007年のアロンソとハミルトンのチームメイトバトルも、二人のドライバーとしての実力は申し分なかったものの、アロンソのマクラレン離脱で1年だけで終わってしまいました、そう考えると「セナ・プロスト時代」が、いかに奇跡的なものだったかがよくわかります。圧倒的強さを誇った1988、89年のマクラーレン・ホンダで二人はしのぎを削り、プロストが90年に移籍したフェラーリも、マクラーレン・ホンダとタイトルを争えるだけの実力があったことで、3年間にわたって両者は戦い続けました、てナイジェル・マンセルがセナと激しい戦いは翌92年も続きました。しかしこの2年間が「セナ・マンセル時代」と決して呼ばれないのは当時のドライバーの格の違いでしょうかね。
 1993年もウィリアムズの強さは変わらず、マンセルに代わったプロストが最後のタイトルを獲得します。しかしセナも非力なマクラレン・フォードを駆って存分にプロストを苦しめました。当時のマクラレンは決して勝てるマシンではありませんでしたが、セナのたぐい稀な才能が「セナ・プロスト時代」の復活を可能にしたといえます。
 と、ここまで書いてきたのは、今年のハミルトンとフェルスタッペンのライバル関係が、二人のドライバーとしての力量、彼らの乗るマシンの強さの点で、セナとプロストに匹敵するものだと言いたいからです。

今回はここまでです。ありがとうございます皆さんにとって、今日も良い日でありますように。
また次回お会いしましょう。