戦争どころではないトランプ

 

 ①  米軍のお粗末な食事 厭戦気分が蔓延

 

 米軍のお粗末な食事が米メディア、英紙にて報道された。

 

 「17日(現地時間)、米メディアのUSA Todayは中東に配備された米空母エイブラハム・リンカーンに乗船した兵士が家族に送った写真を公開したと報じた。

写真を見ると、トレーに灰色がかった加工肉が一切れ、ゆでたニンジン、パティ一枚だけが盛られている。そのうえ、トレーは5つに仕切られていたが、そのうち3つは空っぽだった。(写真左)」

 

 「英紙テレグラフもこの食事の写真を公開し、「ひどい光景」と酷評した。

日本に配備された後、中東に移動した米強襲揚陸艦トリポリに乗船中の海兵隊員が家族に送ったトレーの写真には、細かくほぐした肉ひと握りとトルティーヤ一枚だけが盛られていた。(写真右)

ある海兵隊員は家族に、コーヒーマシンが壊れ、新鮮な野菜や果物はとっくに底をついたと伝えた。」

 

 こんなことでは軍事行動など不可能だ。明らかに米軍には厭戦気分が蔓延している。

へグセス国防長官と国防総省幹部との軋轢や摩擦の故、へグセスは、ランディ・ジョージ陸軍参謀総長、ジョン・フェラン海軍長官ら制服組20人近くを解任している。

このことは、米軍幹部がイラン軍事侵略から離脱したということだ。

 

米軍はイランへの侵略戦争どころではない状況に陥っている、といえよう。

 

 ② 深刻な米軍装備品の不足

 

 さらに、米インド太平洋軍のサミュエル・パパロ司令官は4月21日、米議会の公聴会に出席し、中国の海軍力増強に対して米側の艦艇が不足しているとの認識を示し、態勢強化を訴えた。

 パパロはインド太平洋軍の陣容を巡り、米海軍の駆逐艦や攻撃型潜水艦の数が不足していると指摘し、「我々は誤った方向へと進んでいる」と語った。長距離航行が可能な無人艇の配備を強化する必要があるとも説明した、という。

 

 

 米シンクタンク「大西洋評議会」の米軍追跡サイトによると、今年3月バージニア州ノーフォークを出航した空母ブッシュがイランとの戦争に参戦する場合、運用可能な米海軍の空母4隻のうち3隻が投入された、と伝えている。

 しかし、事実上は2隻が中東地域に展開していることになる。既に、軍事侵略開始時からインド洋北部のイラン近海で活動していた「エイブラハム・リンカーン」は、イランの攻撃で運用不可能な打撃をこうむっており離脱状態である。

 他方、2026年3月下旬から4月初旬にかけて、米兵のサボタージュ=ストライキのため? に発生した「トイレのつまり、リネン室の火災」の修理や補給のため地中海の港に停泊した後、紅海に戻った「ジェラルド・R・フォード」が展開している。しかし、  フォードは、2026年4月26日時点で展開期間が306日となり、乗組員の疲弊は凄まじい。いずれ、リンカーンやトリポリのようにみすぼらしい食事になるであろう。

 米国は計11隻の空母を保有しているが、整備や改修、訓練の都合上、すべての空母が常時戦闘即応態勢にあるわけではない(実際運用可能なのは4隻だ)。

 

 そのうえ、ミサイルが枯渇している。パトリオット迎撃ミサイルは61.4%を使い切ってしまった。艦艇発射型迎撃ミサイルは61%、トマホーク巡航ミサイルや統合空対地スタンドオフ・ミサイルは各々25%以上を使っている。

(米シンクタンク戦略国際問題研究所が米国防総省の予算資料などを基に、戦争開始から39日間に使用された主要兵器システムの消耗状況を公開した数値による。)

 

 「戦争開始から3週間も経たないうちに、米軍は今年1年間に調達予定だった量を上回る数の迎撃ミサイルを消費した」、と言われている。これらのミサイルの在庫を回復させるには3年から5年はかかる、という。しかも、中国からガリウムやその他の重希土類を順調に輸入できての話である。

 

 このような米軍の状況、軍人の意識状況、武器弾薬、空母打撃群などの軍事品の両側面の否定的局面に直面している現実を突きつけられているのが、火付け、破壊をこととする盗賊=トランプなのである。それ故に、「停戦」し、ペルシャ湾「逆封鎖」という小手先細工でイランとの交渉に活路を見出そうとしているのだ。

 

 哀れ、というしかない。

 

 アメリカ・イスラエルのイランへの侵略攻撃弾劾!!

 

 トランプのイラン皆殺し軍事攻撃を許すな!!

 

 滅びつつある、イスラエルの悪あがきを許すな!!

 

イランの報復攻撃に反対しよう!!

 

 イランの労働者・人民は宗教的呪縛から自らを解放し、反戦闘争に立ち上がろう!!

 世界の労働者、市民は、今こそインターナショナルな反戦闘争を創り出そう!!

 

  2026.04.28   木霊