高市首相の「消費税減税は私の悲願」という言葉に、希望を見出し、信じて自民党に投票した労働者、学生たちの失望

 

 

 ライターの中野タツヤさんは、「2000年8月から続く高市首相の公式ブログから消費税に関する投稿を読み解くと、その真意がわかる」という。彼は、本当に「消費税減税」が高市首相の「悲願」(*相当な長期間にわたって強く願い続けていること)だったのかを確かめるために、消費税に関する投稿をピックアップして調べたとのこと。すごい根性!

 このことについて中野さんが執筆したコラムが、2月17日付けのPRESIDENT Online に載っている。👇

 『「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明「増税政治家・高市早苗」の正体』(2026/02/17 6:00)

 

 野党が「チームみらい」を除いて消費税の減税や廃止を主張するなかで、高市首相が「消費減税は私の悲願」なんて言ったものだから、今回の衆議院選挙の争点から瞬く間に消えてしまった。自民党は、実にうまいことをやったものだ。

 

 さて、中野さんは、「自民党の選挙公約に消費減税は入っていない。それどころか、「減税のげの字」さえ見当たらない。」と書いている。そこでわたしは、自民党の公約を調べてみた。そうすると、「社会保障」の項目の中で、「飲食料品は、2年間に限り消費税の対象としないことについて、今後『国民会議』において、財源やスケジュールの在り方など、実現に向けた検討を加速します。」と書いてあった。中野さんの言うとおりだ。「国民会議」と「検討を加速」が目立つが、「飲食料品は、2年間に限り消費税の対象としない」とはひとことも書いてはいない。

 自民党に投票したひとたちは、高市首相の「口約」に乗っかってしまった。

 自民党が本当に実現したいことは、当該箇所の直前に書かれている「中・低所得者(若者・現役世代を含む)の税・社会保険料負担を軽減し、所得に応じて手取りが増えるように、「給付付き税額控除」の制度設計を進めます。」の方であろう。

 TBSの選挙特番で、キャスター・太田光の「(消費税減税が)もしできなかった場合、高市総理はどういう風に責任をとるんでしょうか?」という問いに対して、「いや、だって公約に掲げたんだから、一生懸命いまからやるんですよ」と憤りを隠さず、「できなかった場合とか、暗い話しないでください」と高市首相は、猛反論した。

 

 まぁ、高市首相の「口約」には、何の担保もない。

 中野さんは、調査の結果、「高市首相の公式ブログを読む限り、長年にわたり消費減税を主張してきたという事実は確認できなかった。」としている。「むしろ『10%への引き上げを主導してきた』としか思えず、『消費減税』ではなく『消費増税』こそ首相の悲願だったのでは、とも思えてくる。」 「こういった経緯にもかかわらず、衆院選を前にして『消費減税は私の悲願』とまで言い切ったわけだ。」と怒りを隠せない。

 そして、「これを真っ赤なウソと言わずして何といおう。ここまで事実と異なることを言うのは普通の神経を持った人には耐えられないのではないか。高市首相はその清新なイメージに反し、実際は相当な「タヌキ」なのではないだろうか。」と言い切っている。

 

 さて、女性自身がweb上で、高市首相の公式サイトから〝ブログ全削除〝されていることを伝えている。

 👉『高市早苗首相 公式サイトの“ブログ全削除”が波紋…裏で変わっていた「もう一つのモノ」』(2026/02/18/19:05)

 

 〝ブログ全削除〝については、Xで2月17日から話題になっていたようだが、この日は、奇しくも先の中野さんの『「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明「増税政治家・高市早苗」の正体』(2026/02/17 6:00)が配信された日である。当然、関連付けたいところである。ある新聞記者は、≪同記事が配信されるよりも前にブログは削除されていた≫として、関連付けを否定しているが、高市首相は、TBSの選挙特番のキャスター・太田光の批判的な質問を受けている。しかも、首相としての責任を問われ、はぐらかしている。Xでは、当時のTV放映の一部が、削除されても削除されても、配信されている。こちらの方が、高市首相にしたらやばかったのかもしれない。なぜなら、「これから必死でやろうとしているわたくしに対して凄い意地悪」などと、返してしまったのだから。自分の過去の〝ウソ〝までもバレないように、あわてて〝ブログが全削除〝したのではないだろうか?

 

 さて、高市政権は自民党の圧倒的な衆議院議員数の力をもって、「日本列島を、強く豊かに」と称して、さまざまな政策を実施してくると思う。大胆な投資による「投資と成長の好循環」を生み出す責任ある積極財政、自衛隊の明記などの憲法「改正」、国家インテリジェンス(情報収集・分析等)機能の強化、など次々と政策を実行することを狙っている。

 しかし、これらの政策が実施されることにより、わたしたち労働者やその家族たちの生活はどのようなものになるのか? 今後、わたしは、高市政権の打ち出す政策について、コメントをしていきたいと思う。

              (🦉シマフクロウ 2026.02.19)