山下達郎 - 僕の中の少年
この曲は、1988年10月発売されたLP&CD「僕の中の少年」に
収録された、アルバムタイトルと同名曲。
彼の お子さん(長女)が誕生した頃に作られた曲らしい。
彼自身にとって
子供の誕生はプライベートな要素として非常に大きかった。
また、このLPは、自分のアイデンティティというか
思想的なものを滲ませたいと目論んだため
その分(製作にも)苦労せざるを得なかったらしい。
(こういった)本人の制作意図とは裏腹に、
当時のスタッフは“夏だ、海だ、タツローだ”路線の継続を
目論んでおり思惑が一致していなかったという。
30代半ばを迎えようとしている時期にあって、
スタッフが強く推し進めた先行シングル「踊ろよ、フィッシュ」の不振。
そしてスタッフから「そろそろ落ち目なのだからリスキーだ」とされた
「ゲット・バック・イン・ラブ」のヒット。
そして、自分の中の大人と子供。
そうした様々なせめぎ合いがこのアルバムには反映されているという。
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1988年の秋だったかな~(発売に先行してだったか)
彼のラジオ番組で、この曲を聴いたような記憶がある。
当時、私は社会人1年生で、目の前のことに
今よりも、忙殺されていたような記憶がある。
あの時、この曲を聴いて、何となく1度、立ち止まれた気がする。
ある意味、やっと学生生活を脱して、一区切りがつけられたのかも。
歌詞も(当時の)達郎さんらしくないなと思いながら
なんとなくいいな、と感じた。
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ここ数週間、どうにも予定が合わず
ひとりで、ゆるやかな時間を送る週末が続いていた。
その間、いろいろな本を読んだり、いろいろ考えていた。
そして、また年に一度の、一区切りな日が近づいてきていた。
良い1年でもなかったが、それほど悪い1年でもなかった。
昨夜といっても、今日の0時過ぎだったが
フライングした“おめでとう”をいただいた(≡^∇^≡)
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本作は『FOR YOU』などと比べれば知名度は低いが
ファンクラブで好きなアルバムのアンケートでは1位となり
特にアルバム発売当時20代前半だった層からの支持が高いという。
まさに、私も この層だ(笑