先日、大学のゼミ(研究室)のOB会があった。
毎年開催しているが、ここ数年は出席できずにいた。
会は、毎年この時期の土曜に行われる。
土曜は仕事の状況により休日出勤するので
予め参加で返事を返せなかったため、
ここ数年は出席できずにいた。
卒業して。。。何年経ったのかな。
ゼミ生は27期になり、有志参加ではあったが
とても多い人数が、一堂に会した。
我々3期生が入室した当時...
先生は助教授で、年齢は42才だった。
私の顔を見るなり、声をかけてくださった。
“久しぶりだな~ 元気だったか”
“髪が、ずいぶん白くなったな。 ”
同期や先輩の話を聞きながら、思い返してみたら
OB会への出席は、10年ぶりぐらいなことに気付いた。
月日が流れるのは、早すぎるな...
先生は、テーブルを回られて、みんなと話をしていた。
そして、再び、我々が座っていたテーブルに立ち寄られた。
ここに来ていなかった我々の同期や後輩の話をしていた。
“●●君は、全然OB会に顔を見せないが、元気にしているのかな?”
“○○君は転職前に話をしたが、その後元気にやっているのかな?”
ここ数年 顔を見せない人々を気にかけているようだった。
“ここ数年 顔を見せない人たちに伝えておいて欲しいな”
“毎年とは言わない。君たちも忙しい日々だろうからね”
“でも 3年に1度ぐらいは、顔を見せに来て欲しい”
“僕は... 君らと違って...” そこで、先生は一瞬言葉を止めた。
“会いたいと思っても、会えなくなる日は、君らより先にやってくるんだ”
“こんなことを言われても、君らは まだピンとこないだろうけどな”
その言葉を聞いて、胸の中で、ジーンと来た。
そして、あの苦しくも楽しかったゼミ合宿が思い返された。
各自の研究課題を持ち寄り、朝9時から、夜の10時まで勉強して...
飲み会はその後、翌日の2時3時まで、行われて...
(学ぶ時は学び、遊ぶ時はトコトン遊ぶゼミだった)
そこには、いつも情熱的で、前向きな先生がいた。
久しぶりに話して、今もって、とても情熱的で前向きな方とは感じたが...
“いつかお別れする時がやってくる”ことを
先生の口から、発せられると... なんとも言えぬ気持ちになった。。。
家に向かう電車の中で、
来られなかった同期数人に、先生の言葉をメールした。