“一緒にいるときも、いろんなところをあまり見ていないような気がした”
よそ見、チラ見の話をしている時に、ケイコにそう言われた。
(コーナーダブルの夜を一緒に過ごした女性)
ケイコは好奇心は旺盛だが、控えめな女性だ。
見て欲しいの? 見て欲しくないの?
うん? なにが言いたいのか、一瞬わからなかった。
私は、自分が相手の服を脱がしている時は、
身に着けている下着について感じたことを言ったり、
“濡れてるよ”など、少し意地悪に言ったりもする。
“見ていること”を、伝えている。
ベッドや、シャワーを浴びる時に
女性が自分で服を脱ぐ時は、じーっとは、見ないようにしている。
(チラ見は、してるよー)
自分が若い頃は、相手の女性も同年代だったから
自分の視線を行方を、気にすることはなかった。
大変、大変、失礼かもしれないし、とても書きにくいんだが...
年を重ねると 新陳代謝も やはり悪くなるからなのか、
(私自身も痛感しています!)
若い頃のような体型や、その他諸々を維持するのは難しいと思う。
(私自身も痛感しています!!!)そういう意味で、人によって個人差はあるかもしれないけど、
やはり恥ずかしさの度合いも変ってくる気がする
だから、女性が自分で脱いでいる時は、相手に伝わるようには、見ない。
そう考えているよと、穏やかに伝えたつもりだったが、
たぶん、ふだんよりは、伝え方が少し強めに感じたかな。
“じっと見つめられると、私が恥ずかしいのがわかっているから、
あまりじっと見つめないようにしてくれるのかな、と、私は言いたかった”
“私のわがままだとは思うんだけど...
見ていてほしいけど、見つめられすぎたら緊張するから...”
私の勢いに驚いたからなのか、そう、慌てて、ケイコは言い直した。
つまり、見つめすぎないでいてくれたので、いいんだと言いたかったようだった。
でも、ケイコが言った最初の一行は、
“見られるのは恥ずかしいけど、もう少しは見て欲しいな”と言っていた気がする。
う~ん、難しい...ね でも、できるだけ、彼女の気持ちは汲みたいな
電話ではなく、メッセンジャーによる文字のやりとりだった。
こういうときは、声色がわからないから相手の真意を余計につかみづらいな。