前回の記事(宿敵「場合の数」②)の続きです。
高学年になっても、まずSAPIXの授業・テキストの復習をしっかりと行うことが基本です。
ですが、場合の数は演習量がものを言う単元だけに、それ以外にも+αの演習を積んでおいた方が後々有利に戦えます。
その際におススメしたい教材を、いくつか挙げておきます。
①は場合の数が苦手な方にも試して頂きたい書籍で、②・③は発展的な演習を希望する方向けです。
①
これまでに何度か紹介しましたが、プロ家庭教師・熊野孝哉先生の著書です。
「入試で差がつく」シリーズはどれも素晴らしいと思いますが、中でも場合の数は秀逸です。
場合の数に苦手意識があるお子さんでも、抵抗なく取り組めると思います。
5年生のうちに消化しておくのがおススメですが、6年生になってからでも活用できます。
②
学習塾グノーブルの算数科から出版されているシリーズですが、インターネットや大型書店でも購入が可能です。
扱われている問題の難易度は総じて高く、中数の「日日の演習」がこなせるレベルの受験生向けです。
解説が詳しく、この本で演習を行うことで、新しい視点が得られると思います。
③
今さら挙げるまでもありませんが、やはり中学への算数は外せません。
学習効果が高い問題が選抜されており、解説も優れていますので、ぜひ取り組んでおきたいところです。
中数では、毎年どの単元がどの月に扱われるか決まっていて、場合の数は1月号で特集されます。
我が家は1月号のみ4年分揃えて、入試までに日日の演習・発展演習を全て解きました。