月1回、桑名の『郷土歴史講座』を学んでいます。
今日は「桑名と萬古焼」と言う事で2時間、講師の先生から教えて頂きました🙏
萬古焼では、地場産業となっている四日市の萬古焼が有名ですが、萬古焼は桑名でも有ったとの事です!
と言うか?
■広辞苑では
「元文年間、伊勢桑名の豪商沼波弄山(ヌナミロウザン)が創めた陶器」と有るらしい。
沼波弄山は桑名市生まれで桑名の船馬町で生まれ、江戸の神田今川橋に陶器問屋の出店をもっていた豪商だったとの事。
家の屋号が「萬古屋」
萬古焼の創始者は、桑名生まれで有ると言う事。
また、弄山の窯は「朝日町」に有ったとの事。
今は弄山が、作った「萬古焼」は
「古萬古」と呼ばれているとの事。
写真お借り致します↑
萬古焼きの創始者の沼波弄山が亡くなった後、萬古焼きを再興したのは
「萬古中興の祖」と言われる
森有節。
弟の千秋と共に萬古焼の地、朝日町小向村で萬古焼を再興しました。
『有節萬古』と称されています。
※写真お借り致します↑
有節盤古は、人気が有り桑名藩は萬古焼を国産陶器とし、萬古焼の生産と販売を管理する国産会所を設置して専売制を実施したとの事。
桑名萬古は有節萬古に影響を受けて幕末から明治にかけて桑名のあちこちに『有節亜流の萬古焼』が起り、東海道の旅人の土産物として盛んに制作された様です。
今では萬古焼きは四日市市と菰野町が、中心に生産され「ばんこの里会館」では萬古焼に関する歴史資料や製品の展示品等が有ります。
しかし、萬古焼き発祥の先駆者を輩出している桑名市にその存在感が無いのが非常に寂しく残念に思います。