セクハラ謹慎・常葉菊川

常葉菊川森下監督が女性記者に対してセクハラ行為、部員が女性記者に対し不快な内容の電話をかけ続けたという。

内容は各種報道のとおりだが、見過ごしてはならない内容だと思う。

「　高校野球は教育の一環　」　であるという、大義名分の上に立っているからには、社会的に不適切な行為を指導者自身が行ったことは、大変遺憾なことだ。

だが現実的にみると、高校野球部の監督が、プロ球団スカウトから酒宴金銭の提供を受け、選手を斡旋している事実が露呈したり、高校が、有望選手を刈り取る　「　スポーツ推薦　」　という名の実質的裏口入学制度を、高校野球管理団体（高野連）が認めたりしていることは、「　教育の一環　」　という大義名分から大きく乖離しているのだ。

甲子園という、巨大な権利の恩恵にあずかるプロ球界も含めた野球界の構造自体が、大きな問題なのだ。

とはいえ、今更どうこうできないのも現実。

いっそ、高校野球＝教育という縛りをなくしてしまったらどうだろうか？

高校野球はなんでもありです。

魑魅魍魎の巣窟です。

プレーしている高校球児も、野球マンガに出てくるような純粋培養の好青年ばかりではありません。

どうだろう、よほどスッキリすると思うのだが。

だが、主催者が大新聞であり、全国放送が国営TVである限り、無理な注文だろうなぁ。