サカグチ(架空外国人/外野手/Aランク)
成長タイプ:普通/普通
新世紀148年、日本プロ野球界は色めき立ちました。
メジャーの名外野手 サカグチ 選手が、日本球界入りを表明したのです。
安打数世界記録保持者であるツヅキ選手と共に、鉄壁の右中間守備を誇ったサカグチ選手がやってくる。
熾烈な争奪戦が始まりました。
手を挙げたのは、福岡ダイエーホークス、日本ハムファイターズ、そして阪神タイガースでした
しかし本業のスーパー事業が絶不調なホークス、東京ドームをひっそりと使わせていただいているクソ地味日本ハムでは、メジャーリーガーサカグチが満足できるような条件を提示できる可能性は低く、ケチなくせに無駄遣いだけは得意な阪神に決まりだと思われました。
しかし某月某日、サカグチの代理人であるアラン・ニーロ氏から、ある衝撃的な声明が出されました。
~サカグチが阪神に行きたくない10ヶ条~
1.ワタシはメジャーリーガーである以上、常に勝利というものを目標として野球人生を送りたいヨ。
2.ワタシの夢はワールドシリーズで優勝する事、阪神は日本シリーズで優勝することすら、夢のまた夢ネ。
3.監督がチー牛という感じがシマース。
4.浪速のあきんどはドケチね。
5.フロントの二枚舌が酷いと2chに書いてアリマシタ。その信憑性はニューヨークタイムズ並みに高いと感じられマース。
6.阪神のユニホームを着た人間に打撃など教わりたくもないデース。
7.阪神ファンは騒ぎたいだけの暴徒の集まりのようにしか見えマセーン。
8.これほどまでに勝てないのは育成部門が悪いのではアーリマセンカ。ワタシもハラキリされそうで恐ろしいネ。
9.ワタシはカリフォルニア高速鉄道にしか乗らないヨ。
10.グリーンウェルなどの大物選手がロクな辞め方をしていないネ。選手を大事にしない球団には入りたいと思わないヨ。
これを受けて激おこぷんぷん丸な阪神タイガースは当然のように撤退。
日本ハムとのし烈な争いを制し、無事、ホークスへの入団が決まりました。
獲得期限である6月末ぎりぎりの来日であったため、1年目は68試合の出場に終わりますが、その華麗な守備、強肩に、ファンは魅了されました。
しかし打撃のほうは高齢もあってかやや期待外れで、
.308 5本 56打点
.276 9本 51打点
と、90年代のオリックスブルーウェーブでイチローとともに鉄壁の右中間を形成した某外野手と似たような成績に落ち着きました。
そして新世紀152年、5年で日本プロ野球に別れを告げ、引退となりました。
守備は期待通り超一流だったとはいえ、5年間の通算成績は.276 18本。
この物足りない数字を見たときに、あれだけ罵倒された阪神球団およびファンは、なにを思ったことでしょう。
そもそもサカグチ選手は、なぜあんな10ヶ条を発表したのか。
裏で代理人が手を引いていたのか。
サカグチ選手が口を閉ざしているため、真実は闇の中です。
~サカグチ~
<通算成績>
実働5年 レギュラー4年
592試合 2101打数 580安打
.276 18本塁打 183打点 117盗塁
盗塁王1回
<キャリアハイ>
139試合 529打数 163安打
.308 5本塁打 56打点 64盗塁
盗塁王
<年度別成績>