選手名鑑54人目 中根仁~1998年最優秀助演男優賞~ | やきゅつく2のブログ

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中根仁(横浜現役/外野手/Aランク)

成長タイプ:普通/遅め

 

 

 

カープファンの心の支えであり、小さい頃は誰もがその投球フォームを真似して、この人のことを悪く言う人は見たことがない(コーチ時代を除く)レジェンド 大野豊。

 

 

 

1998年に行われた、大野投手の引退試合。

 

 

 

ファンは号泣し、野村正田といった同僚は泣きながら守り、対戦相手である横浜の選手までもベンチで涙しているなか、初球に146キロのストレートを投げる大野投手。

お約束の三振なんて大野投手に失礼だと、全力で迎え撃つ最後の対戦相手。

あっという間にツーストライクに追い込み、最後の1球は142キロのストレート。

空振り三振。

我が選んだ道に悔いはなし。

さようなら、大野豊・・・

 

 

 

というわけで今回紹介するのは、大野投手の最後の対戦相手 中根仁 選手です。

 

 

 

一般的にはマシンガン打線における6番レフトwith佐伯貴弘として有名ですね。

余談ですが、ベンチで涙していた相手選手は、佐伯選手です。私の記憶が確かならば・・・

2000年に5番打者として残した打率.325 11本塁打 61打点という成績が輝いていますが、守備にも定評があり、横浜ベイスターズの強かったころを語るときには欠かせない名選手でした。

 

 

 

大野投手の引退試合があんなに感動的だったのも、中根選手が全力で挑んだからこそ。

カープファンは、中根選手に感謝したものです。
 

 

 

というわけでカープファンである私も思い入れがある中根選手は、旧世紀48年、ドラフトで入団します。

3年目に全試合出場し、打率.272 16本塁打で新人王を獲得。

そのあとは5~7番で安定的に打率.290 25本塁打 90打点くらいの成績を残す、不動のレギュラーとして活躍します。

 

 

 

ちなみに同じ時期、なんと大野投手も不動のエースとして在籍していました。

 

 

 

大野が投げ、中根が守る。

 

 

 

まさかこの2人がチームメイトになるとは、やきゅつくは事実よりも奇なりとはよく言ったものです。

 

 

 

安定した成績を残す中根選手ですが、現実の2000年のように爆発的な活躍をすることも忘れません。

 

 

 

9年目には広澤選手(ヤクルトなど)、石井浩郎選手(近鉄など)の後を打つ5番バッターとして、なんと141打点を挙げます。

タイトルは広澤選手に譲りましたが、例年であれば打点王クラスの活躍です。

11年目には初の打率.300、12年目には初の30本塁打を達成。

13年目以降、打撃に衰えは見せますが、持ち前の守備でレギュラーの座は簡単には渡しません。

 

 

 

年をとってもなお、若手にとっての高い壁で居続ける。

それはまるで大野投手のよう。

 

 

 

そして旧世紀63年に大野投手の引退を、レフトで泣きながら見届けると、その翌年、中根選手も引退しました。

 

 

 

主役になる機会は少なかったですが、安定感のある活躍に、引退する相手に見せる敬意。

プロ野球界に最優秀助演男優賞があるとすれば、受賞者は間違いなくこの人でしょう。

 

 

 

改めて引退試合の動画を見ると、最後の中根選手の空振り、けっこうわざと・・・いやいやそれを含めての最優秀助演というやつです。

 

 

 

~中根仁~

<通算成績>

実働16年 レギュラー13年

1899試合 6857打数 1941安打

.283 275本塁打 1237打点 103盗塁

新人王

 

<キャリアハイ>

140試合 545打数 160安打

.294 27本塁打 141打点 4盗塁

 

<年度別成績>