こんにちは!

 

先週末も少年野球の公式戦があり、無事に勝利を収めることができました!

ここのところ怖いくらい連勝しているので、早めに負けておいた方が子ども達にもお灸を据えられるのかなあとも思ったり…

とはいえ、勝った子ども達の笑顔は最高ですが^^

 

さて、今回はその公式戦時にてあったこと、

そして子ども達にも試合後に伝えたことを記載したいと思います。

 

A君(仮)というレギュラーの子は身体が大きくて長打力が高く、またグラブさばきが上手です。だからレギュラーとして試合に出ています。一方で走るのがとにかく遅いです。そしてその子がスライディングをしているところも見たことはありません。

膝回りが固く、できないのかな?とも思っていましたし、無理させるとケガしそうな雰囲気さえある感じです。

 

また、A君は周りからも足が遅いことをちゃかされることもあり、

本人も足が遅いということをもはやネタにしているのではという感もあります。

なので、走るのが遅くても許されるというような印象を本人が持っているのではないかなあと。

 

一方で、多少なりとも早く走ることができれば選手としての幅もより拡がるのにもったいないなあとも私は思っていました。

 

さて、そのA君が試合で外野へ打球をはなち、外野の選手がエラーをしたので多少無理めなところはありましたが、全力で行けば間に合うと思い私は「2塁を狙え」と言いました。

その子は聞こえたのか、全力で向かいました。いつものA君なら途中で諦めて戻るのかもなあと思いつつ、その時はなぜか無我夢中で走り、そして今まで見たことがないスライディングまでしていました。結果はアウトだったのですが…

そして、そのあとに監督に暴走だということで交代させられてしまいました…

(ごめんよA君…)

 

試合後のミーティングにて監督からそのプレーについての雑なプレーだという話がありました。その後、私は監督へA君に「2塁を狙えと」と言ったことを話しました。

 

試合としてたしかに雑なプレーだったのかもしれません。

でもなぜ、私が「2塁を狙え」と言ったのかというのを監督をはじめコーチ陣・子ども達へ説明をしました。

 

「A君はさ、はじめから自分が走るのが遅いって思い込んでいない?思い込むことって何も良いことはなくて、そもそもA君は全力で走っていないことの方が多い気がしているんよ。まずは全力で走って欲しいんだよね。そして今の状況を漠然と思い込むのではなく、例えば自分の50メートルのタイムが10秒であるというように具体的に知ることが大事なんだよ。そして10秒だったとすればどうすれば、9秒8になるのかというメニューを考えて、日々トレーニングしていくことが成長につながるんだと思っているんよ。他の子ども達もそうだけど、自分がなんとなく野球が上手いだとか苦手だとか漠然と思っていない?正しく自分の状況を理解して具体的にどうすれば上手になるのか。そういうことを繰り返していくことが大人になっても大切だと思う。だから、あの時にA君には全力でやって欲しかったし走るのが遅いという思い込みを捨てて欲しかったから2塁を狙えと言ったんだよ。」

 

自分が出来ていないくせに我ながら良いことを言ったと思っています笑

いや、できていないからこそ子ども達にやって欲しくて言ったのかもしれません。

また、子ども達には難しい話だったかもしれません。

とはいえできる限り息子にはそのような形で接しているので、全く理解できないということもないだろうと思っています。

 

高学年にもなると、だんだん自分の野球の立ち位置に気がついている子が多くなったなあと最近感じます。

上手であればそこにあぐらをかくことなく、

そして苦手であれば漠然と諦めるのではなく、

野球をやりたいという気持ちがあれば、自分の状況を客観的にみつめ、どんなに小さくても目標を設定して、少しでもできたという達成感を感じて欲しいものです。

 

その後、監督とも話をしまして、私の主旨をご理解いただいた形でした^^

※公式戦でそれをやったことは謝罪しましたが。。。

 

 

それでは!