スポーツの世界は、常に指導法の適切さが問われるものです.

「固定観念、慣習、レッテル、偏見」が、間違った方向に人を先導している事例は、世の中、数多いと思います。

あたかも、「これが当然の考えだ!」と言わんばかりに、自らの考えを人に押し付けてしまうと、進歩や発展を促進するどころか、大きな低迷を招く危険があります。

体罰なんて論外!!

 

WBCに今回出場するダルビッシュ有投手

彼が日本球界への提言として、かつて、このようなことを語りました。

「チームの走り込みをなくすこと。筋肉が削り取られる」

「研究でも、10分以上のランニング(などの有酸素運動)をすると遅筋が有利になってしまう」

(投球の時に必要とされる速筋の割合が減少するため、シーズン中も、基本的に有酸素運動をしないとのこと。)

走るのが本当に大好きという人だったら、ちょっとくらいランニングをした方が逆に良かったりということもある。ストレスによる体への影響は大きいので。でも僕はランニングとか有酸素運動とか、わざわざ苦しいことをやるほどMじゃない」

 

『投手のトレーニング方法として、ランニングの量が必要不可欠である』と考えるひとは多いでしょう。

プロ野球の監督・コーチ・解説者など、プロ野球OBのどの方々からも、『ランニングこそが投手のトレーニングとして絶対に必要であること』には異論ないでしょう。

ところが、、、。このように定着していた常識と真っ向から対立する理論】をダルビッシュ有投手は提唱しています。

 

科学的な視点から、投手にとって最適な訓練方法を提案しているように思われます。

ダルビッシュ有投手と言えば、大谷翔平選手田中将大投手からも信望が厚く、ダルビッシュ投手とトレーニングを共にし学んでいます。

プロの投手からも、彼の理論は真っ当なのでしょう、

 

●果たして、ダルビッシュ有投手の理論は正しいのでしょうか?

スポーツの世界においてダルビッシュ有投手のような方が常に存在してほしいですね。


これまでの常識を打ち破るトレーニング方法を、周囲の批判を物ともせず、実行する態度。それは多くの人達に共感を生むでしょう。

 

個々の才能を本当に開花させるために。

本当は何が必要か、、、。

指導者のエゴによっての効果もない訓練方法を押し付け。教わる人達の能力を低下させるような悪しきことが、世の中に無くなることを願います。

ダルビッシュ有投手の野球に関する毅然とした発言やスタンスは、他の分野においても、大いに見習うべきだと思われます。