▪️所在地:北海道北広島市Fヴィレッジ1番地

▪️完工:令和5年(2023年)3月

▪️収容人員: 35,000人

▪️中堅:121m  左翼:97m、右翼:99m

▪️観戦試合:2024.4.27 ファイターズvs バファローズ


北海道日本ハムファイターズの本拠地です。

JR千歳線北広島駅からシャトルバスで5分程度(200円)。歩くにはちょっと遠いです。


北広島駅コンコースは壁一面がファイターズ


北広島駅のデジタルサイン


球場行きシャトルバス


シャトルバスは、球場のコカ・コーラゲートの正面に到着します(発車も同じ場所)。ゲートの前には「THE BRICK」プロジェクトのレンガが埋め込まれており、選手のレンガもあります。


ダルビッシュ有投手のレンガ


球場の案内板

周辺に公園などが整備され、まさにFヴィレッジ


コカ・コーラ ゲート


巨大なコカ・コーラのオブジェがお出迎え

球場に入ると、この球場の特徴である高さ70mのガラス窓が目に入ります。外から光が入って明るい雰囲気です。屋根は25分かけて開閉しますが、基本的には閉めた状態で試合をします。


明るく開放感のある球場内


屋根の重さは10,000トン


球場を設計したのは、メジャーリーグの本拠地を設計した実績のある、アメリカの大手建築設計事務所「HKS」です。そのため、他の日本のどの球場より、メジャーリーグの本拠地球場に近い雰囲気があります。たとえば、グラウンドが非対称で外野フェンスは曲線がなく直線だけで構成されていたり、ブルペンが外野フェンス奥にあったりします。


レフトのビジターチームのブルペン

ポールの色は黄色ではなく水色


また、球場内のあらゆる場所からグラウンドを見ることができるような設計となっており、球場内の通路は内野外野の仕切りがなく、360°移動することができます。


「試合終了後も飲んで食べて語らえる」がコンセプトということもあり、通路沿いにはたくさんの飲食店があります。


どれにしようか迷うほどの飲食店


球場に併設されている「タワー11」にはホテルや入浴施設があり、泊まりながら、また、お風呂に浸かりながら野球観戦できるようです。


タワー11の壁画


座席から見たタワー11


球場内のいたるところに、ファイターズの歴史が感じられるモノがあります。


オーナーから歴代の名選手が描かれた壁画


ファイターズの歴史を紹介するコーナー

もちろん上田監督も


優勝ペナント


球場内にはビールの醸造場まであり、醸造されたビールを飲むことができます。ちなみに球場内の買い物は全て(売り子さんから買うビールも)キャッシュレスとなっています。


ビールを醸造・販売している「そらとしば」


ビールは大変美味


普通はバックネット裏にある放送席が、ライトポール際にあります。



GAORAの解説ブース

この日の解説は金村暁氏


球場の外にも楽しめるスペースがいっぱい


狭いながらもビジターショップもあり


アンツーカーに散水して準備万端


観戦はFIELD LEVELの座席でしました。グラウンドに近く非常に見やすかったです。



観戦チケットは電子チケット


座席はクッション付きの豪華なシート


バファローズ椋木投手vsファイターズ伊藤投手


バファローズのスタメン発表


バファローズ先発の椋木投手


ファイターズのスタメン発表

まずは監督から


ファイターズは開幕投手の伊藤大海投手


情報量の多いスコアボード


メンバー表交換時の両監督のパフォーマンス


初回からいきなり4点取られた椋木投手

この時点での防御率は108点

この後2イニングは無失点で12点に


メジャーリーグの雰囲気


3回までは伊藤投手の方が球数は多く、崩せそうで崩せない展開


問題となったホームベースからバックネットまでの距離


センターからの眺め


三塁側のビジョン

右下には「SHINJOボード」


球場内の柱にはGAORAの放送


山崎福也投手のバナー


アンツーカーは人力のレーキ(熊手?)で整備


センター方向から見た景色


ルーキーの古田島投手


絶好のチャンスも無得点


大型ビジョンでリプレイ検証も見やすい


ピッチャー交代時のリリーフカーはバギー仕様


球場そのものは見どころ満載でしたが、肝心の試合は0-9で完敗でした。見どころは椋木投手がトミージョン手術から戻ってきた姿を見ることができたことくらいです。


ススキノにもエスコンフィールドが


日本でもボールパーク化に取り組んでいる球場はありますが、エスコンフィールドHOKKAIDOは、野球はもちろんのこと、野球開催日以外も球場を訪れて楽しめるような施設となっている、本当のボールパークだと思いました。


野球専用球場は、年間70試合程度の野球開催日以外の稼働率をどう高めるかが課題です。

このこともあり、ほとんどの日本のプロ野球の本拠地球場は、コンサートやイベントを開催できるような多目的スタジアムとなっています。


それも経営上やむを得ないことだと思いますが、やはり、野球が数あるイベントの一つという位置付けではなく、野球のために作られたエスコンフィールドHOKKAIDOのような球場がもっと増えてほしいと思います。

(終わり)