▪️所在地:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-2
▪️完工:平成5年(1993年)4月2日
▪️収容人員:40,062人(48,000人:最大収容52,000人:完工時)
▪️中堅:122m 両翼:100m
▪️観戦試合:1994.9.23 ホークスvs バファローズほか6試合
福岡ソフトバンクホークスの本拠地です。福岡市地下鉄唐人町駅から徒歩で10分程度の海沿いに位置しています。
建設されたのは福岡ダイエーホークス時代で、隣のシーホークホテル&リゾート(現:ヒルトン福岡シーホーク)と合わせて「ホークスタウン」と呼ばれています。
ホークスタウン配置図
(引用:最新野球場大事典 沢柳政義著 大空社)
かつてはセ・リーグの試合も開催されていました。1999年にはブルーウェーブがホームゲームをしたこともありますが、不評でこの年限りでした。ルーツが南海であるホークスが「鷹の祭典」として京セラドームで試合をするのとは違い、バファローズと何のゆかりもない福岡での主催は疑問でした(仰木監督は福岡出身でしたが)。
コロシアム風の巨大な建築物が、威容を誇っています。球場内もグラウンドが広く、フェンスも高いので、圧倒されます。
かなり威圧感があります。照明の関係か人工芝の色が蛍光グリーンに見えます。
日本初の開閉式ドームで、表面がチタン製の屋根が20分程度で開閉します。同じ形の3枚の屋根のうち2枚が開くため、全開時で60%の開放度となります。4月から10月の午後、マウンドに屋根の影が落ちない設計となっています。
ただ現在は、基本的に屋根が閉まった状態で試合が行われています。開業当初は雨天・強風でなければ屋根を開けて試合をしていたような気がします。観戦した1994年9月24日の試合でも屋根を開けで試合が始まりましたが、途中で風が強くなり閉められました。
かつて、この球場で観戦した時に、屋根が開いている時に入り込んだのか、ドーム内を鳥が飛んでいて不思議な感じがしました(屋根が空いているので当然といえば当然ですが)。
右左中間フェンスまでの距離が長い上に、フェンスが高いので、ホームランが出にくい球場でしたが、2015年にホームランテラスが設置されました。ホームランは野球の華とも言われますが、個人的にはラッキーゾーンの設置はあまりしてほしくないと思います。
かつてはフェンスの上部に行くにつれ明るい彩色となっていました。審判員がホームランかフェンス直撃か打球判断しにくいような気がします。
外野席後ろにスポーツバーがあり、野球観戦しながら飲食できます。
「THE BIG LIFE」時代のチケット。今は「HUB」となっています。
スタジアムツアーは、いくつかのコースがあります。基本的なコースではブルペンやロッカー、ベンチなど野球関連施設を案内してもらえます。
ブルペン
ロッカールーム
かつては最新鋭だったのでしょうね
テンピュール製のベンチの椅子
グラウンドにも入れます
バックスクリーンまでは180m
関連企業を主体にネーミングライツが導入されています。
福岡 Yahoo! JAPANドーム(2005年〜2013年)
福岡 ヤフオク!ドーム(2013年〜2020)
福岡PayPayドーム(2020年から2024年)
みずほPayPayドーム福岡(2024年途中から)
1994.9.29 7-2から大逆転負けしました。
1995.9.9 苦手の渡辺秀一投手に抑えられ4-6で敗戦
2010.9.2 鷹の祭典で勝利
JDダービン投手と後藤選手
ビジョンに映っている一番左の方は今井雄太郎氏
(元阪急ブレーブス)
今や他球場では幻となったラッキーセブンのジェット風船
5-2でバファローズの勝利
和田投手が地下鉄で帰るよう呼びかけ
勝利の瞬間
赤田選手の勝利インタビュー
人数は少ないですが熱心なバファローズファン
2010.7.3 和田投手に抑えられ1-3で敗戦
今も昔も和田投手は苦手です
ホームラン時に、バックスクリーンにハリーホークの巨大バルーンが出てきます。
ホークス勝利後は、花火が打ち上がり、屋根が開きます。
屋根が開いてきました。ヒルトン福岡シーホークが見えます。
近所のダイエーで購入した福岡ドームの土。
個人的に、この球場は入場ゲートからグラウンドを見た時の高揚感が高い球場の一つです。雨天・強風時以外は屋根を開けて試合し,天然芝化すれば、本当に素晴らしい球場になると思います。
(終わり)