▪️所在地:大阪府大阪市西区千代崎3-中2-1

▪️完工:平成9年(1997年)3月1日

▪️収容人員: 37,200人(特別内野2,900人・内野23,300人・外野8,800人・ショーアップレストラン400人・ビスタルーム1,800人)

▪️中堅:122m  両翼:100m

▪️観戦試合:1997.4.27 バファローズ vs ブルーウェーブほか150試合以上


かつての大阪近鉄バファローズの本拠地で、現在はオリックスバファローズの本拠地。

日本で3番目のドーム球場。


波と雲をイメージした斬新なデザインです。

波打ったリングの部分は催物会場(フェスタモール)で、冬になるとスキー・スノボ用品の展示販売のCMがよく流れています。

住宅街から見る京セラドーム。手前の住宅地との時代間のギャップが大きいです。


1997年に大阪ガス岩崎町工場の跡地に建てられたこともあってか、球場の横にガスタンクがあります。


ドーム近くにある「大阪ガス発祥の地」の石碑


野球場の近くにガスタンク。非日常的な感じがします。

 

バブル時代に、大阪市の3セク「大阪シティドーム株式会社」が約500億円かけて建設し、運営していましたが無理な計画で破綻し、結局オリックスに買収されました。


手前はかつて存在したショッピングモール「padou」


今はイオンになりました。


試合のある日は、食料品コーナーのレジが混みます。


2006年からはネーミングライツ導入により、「京セラドーム大阪」となりました。


ドーム近くの交差点の名前は、今だに「大阪ドーム」となっています。(2023年4月現在)


この球場、とにかく見にくい、死角となる部分が多いです。スコアボードが見えない。ライン際が見えない。そのこともありサイドにビジョンが設置されました。


スコアボード、ポール際が全く見えません。

当初は、野球やコンサートなど目的に応じて、36mから72mまで屋根の高さを変え、音響を最適にするのが売りでしたが、屋根を動かす部品の製造中止で60mに固定されることとなりました。


かつての野球開催時。リングが上に上がっています。


現在、リングが少し下がって固定されています。


この野球場では、たびたび強打者の打球がリングによく挟まります。直近では、2023年の日本シリーズ初戦で森選手の打球が高々と上がりライト上方のリングへ挟まり、グラウンドルールでツーベースに。挟まってなかったらホームランでしたね。


京セラドームは開設後25年以上経っていますので、球場内も色々リニューアルされています。

まずは人工芝。


当初は、マウンドとベース付近以外は緑一色


内野部分が不自然なオレンジ色に。野球盤みたい。


現在、内野部分が赤土っぽく自然になりました。

続いてスコアボード。


当初は球場内のカラーに合わせて青基調のデザイン。


その後、黒ベースのシンプルなデザインに。これはこれで見やすいですけどね。

現在のデザイン。


フェンスの色。段階的にバファローズネイビーになりました。


当初はスカイブルー。


2012年は、下がバファローズネイビー、上がスカイブルーのハイブリッド。


現在は、バファローズネイビーに統一。

ちなみに、内野上段席の上にはビスタルームがあります。


ビスタはスペイン語で「展望」という意味だそうです。ビスタルームには梶本選手のユニフォームが飾っていました。


アクセスは、阪神電車なんば線「ドーム前」、地下鉄長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」からすぐ、JR大阪環状線「大正」、地下鉄中央線「九条」からも歩いて10分ほどで大変良いです。



地下鉄長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅構内。バファローズ色豊か。


改札を出て、球場までの道のり。


2人もメジャーに行くなんて。


(その2へ続く)