『最強の野菜スープ』前田浩 
読みました~!
とても面白かったのでブログでご紹介します。
 
 

 

抗がん薬の研究をしていた前田教授の研究の結果

「ウイルスで人は死なない!
 人が死ぬのは、 ウイルスの侵入による防衛反応の結果発生する、活性酸素が原因だ!」

 

という結論が出ました。

 

インフルエンザウイルスに感染したマウスの経過を観察したところ、マウスが死ぬ時、体内にウイルスが全く存在していなかった。
調べた結果、スーパーオキシドという活性酸素が大量に発生して、肺炎が起こっていた。
活性酸素を消去する物質を、インフルエンザウイルスに感染したマウスに与えたところ、95%が生存した。
ウイルス感染という場面で、宿主を殺すのは、ウイルスではなく活性酸素である。
ウイルスなどの外敵が侵入してくると、体は全力で病原体からわが身を守ろうとする。
免疫を司る白血球が、ウイルスを殺傷するために活性酸素をどんどん作り、これをウイルスに向けて撃ちまくる。
マウスの体内でも活性酸素が乱射され、肺がダメージを受けていた。
ウイルスは引き金であって、死んでしまう原因ではなく活性酸素が原因だ。
 

 
では、活性酵素を除去するものは?
活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。
 
 
ファイトケミカルとは植物が紫外線や害虫などから自らを守るために作り出す化学物質の総称で植物の色素や香り、香味などを構成している成分。
ファイトケミカルには、活性酸素を消去する強力な抗酸化作用がある。


<ファイトケミカルの働き>
1、遺伝子を傷つける活性酸素を消去する
2、発がん物質を解毒する
3、がん細胞の成長・増殖を抑える
4、免疫力を強化する

ファイトケミカルなどの有効成分は、野菜を30分以上加熱して硬い細胞を壊すことによりスープに溶け出して吸収することができる。
なのでサラダなどの生野菜はほとんどこの、ファイトケミカルは出てこない。
日頃から、野菜をしっかり食べ、野菜のファイトケミカルを摂取することが、ガン予防の最善策。

ファイトケミカルの本だと、捨ててしまう野菜の皮や根などを集めておいて、それでスープを基礎のスープをつくりそれを元に料理をつくっていくというやり方です。
野菜くずをためておくのは確かに少し抵抗がある人もいると思います。
 
だったら
初めから皮ごとつかった野菜スープにすればよいのです。

最強の野菜スープでは野菜をそのままスープにしてしまうので、野菜くずを集める必要はありません。
 
 
 
 
本の著者である前田教授は
抗がん薬の研究者なので
ガンについての効果が記載されています。
 
 
野菜スープは猛毒の活性酸素を消去する物質の宝庫であり、ガンを始め、ほとんどの病気や老化に密接に関わっているのが、猛毒の「活性酸素」。野菜は煮てスープにすることで、最強の抗酸化パワーを発揮する。

<ガンに対する野菜スープの効用>
1、活性酸素を消去してガンを予防する
2、活性酸素を消去してガンを抑える
3、発がん物質を解毒する
4、免疫力を高める
5、ガン治療の副作用を抑える

免疫の6割は腸管が担っている。
食物繊維で腸内環境を整え善玉菌が活性化すると、腸管の免疫力が高まることがわかっている。

いろいろな野菜を一緒に煮込めばスープが味わい深くなり、抗酸化物質の種類も多くなる。
成分同士が協力し合って互いを保護し、抗酸化パワーを増強することができる。

野菜スープにすると、ほとんどのビタミンCやファイトケミカルはスープに溶け出すが、野菜の具にも抗酸化物質は残っている。
スープだけよりも具もすべて食べる方が、抗酸化作用が高くなる。
活性酸素の害を消去するのに有効なのは、野菜の摂取しかない。
 
<活性酸素の発生原因と、活性酸素が関連する病気の例>
【発生原因】
太陽(紫外線)
放射線
化学物質
タバコ
アルコール
汚染物質
排ガス
不規則な生活
ストレス
過激な運動

【関連する病気】
老化
動脈硬化
心筋梗塞
高血圧
糖尿病
脳卒中
ガン
アトピー
リウマチ
シミ
シワ
白髪
白内障
肺炎
肺気腫
パーキンソン病
アルツハイマー病

 
抗酸化力を高めることにより
免疫がアップしていきます。
若々しくなることもとても嬉しいですが
今のご時世、やはり
新型インフルエンザに対抗できる
免疫力アップとして
この最強の野菜スープが
効果があると思いました。
 
 
【最強の野菜スープのつくりかた】
 
野菜は6種類ほど使う。
野菜の種類を多くするほど
抗酸化物質を取ることができる。
タマネギ以外は皮をむかない
かぼちゃは種だけとってワタも使い
野菜の切れ端も全部入る。
旬の野菜を使う。
野菜を30分以上加熱
 
本には書いてありませんが
※玉ねぎの皮はお茶の袋などに入れてスープを煮出すときに一緒に煮て、味付けするときに袋ごと捨てれば更に◎

楽しく美味しく食べてこそ食事。
「病気にならないために食べる」と決めつけてしまうと長続きしない。
週に2回、3~4日分のスープをまとめて作り、冷ましてからは小分けにして冷蔵庫で保存。


【抗酸力の強さ】

強い順
赤紫蘇
青紫蘇
レタス
ミツバ
ニンジンの葉
菜の花
春菊
小松菜
ナス
大根の葉
ほうれん草
セロリ
ブロッコリー
玉ねぎ
ニラ
トマト
生姜
ピーマン
ニンジン
キャベツ
かぼちゃ
 
 
梅干し大好きな私は
赤紫蘇が1位で嬉しいです(笑)
やはり梅干しですね照れひとりごとです
 
 
 
我が家では
野菜はJA直売所で買っているので
季節の野菜は選べています。
スーパーだとどれが季節の野菜か
迷うこともあると思いますが
季節の野菜を食べるように
してみてくださいね!
 
5~6種類の野菜やキノコを
30分以上加熱してスープを作ります。
 
 
本では減塩のため塩は入れない
などと書いてありましたが
私が習った自然療法では
自然塩は必ず取るように言われており
減塩はブブーーです。
 
 
主人も味がないほどの薄味は
ショボーン っとなってしまうので
味噌汁にしたり
カレー味のスープにしたり
トマトを入れて酸味のスープにしたり
 
 
ベースの野菜スープを
いろいろとアレンジして
飽きないように食べるようにしています。
 
 
今のところ美味しく続けられています。
 
 
免疫力をアップして
元気に過ごしましょうね音譜