こんにちは。

薬膳師のクコの花です。




 今回は質問に答えてみる その2です。

その1 はこちら↓




世の中がcovid19で大騒ぎになっていた中、オンラインで黙々と薬膳の理論(たまに生徒さんへの息抜きで無料料理講座も🍰)を開講し続けていると、ある製薬会社さまが立ち上げた難病プロジェクトに参加しないかと声をかけていただきました。



プロジェクトに参加するには審査があったのですが、すぐさま応募。



病気の人に向けた薬膳………
本当は、これが心の奥底に秘めていた1番自分のやりたかった事でもあります。迷いなくプロジェクトに応募、審査が通り参加が認められたのです!

 

このプロジェクトをきっかけに、難病患者様やその周りの方から食事のアドバイスを求められたり、講座を受講したいとの声をいただく事が増えました。




様々な難病患者さまに接していくうちに、一度は封印した医学への思い、治療への思いが再燃。




薬膳は理論が根底にあるので、病気のための薬膳となると、それをちゃんと理解した上で料理をしないといけません。毎日続けることも大切。これを難病患者さん自身や家族がやるとなると本当に大変なんです。かと言って私が毎日行って作るというのも非現実的。



薬膳ではなかなか患者さまに届ける事が出来ない難しさ、民間資格という事で生まれる壁、限界を感じる場面が度々…何かもっと、直接的に関わっていける事は無いのか、薬膳を活かすための何か…



医学部受験も考えましたが、息子に「医者になるには今から勉強しても10年近くはかかる。お母さんの年齢を考えたら、医学部の席は若い人のために使うべき。しかも西洋医学が対応できなかった人へのアプローチがしたいんでしょ?もっと他のやり方があるんじゃない?」と。



それもそうだなぁと…
じゃあ、中医師として極める?
中国本土へ行って中医師免許を取ったとしても日本では医者としては治療に直接関われないし、だったら国際中医師資格で充分…中医学だけに染まりたくないという思いも正直芽生え始めていました。



そんなこんな色々と考え調べているうちに鍼灸の可能性と出逢ったのです。


その3へ続く。