【さくらんぼ】

梅雨時は湿気が多く、体内の余分な水分が排出されにくいです。 


さくらんぼは「祛風湿類(きょふうしつるい)」に属します。

筋肉、経絡、筋骨などに溜まる“余分な”湿気を取り除く作用があります。


 祛風湿類とは、関節痛や、神経痛、麻痺などに用いられる食薬です。 また、フルーツの中では珍しい温性の食材です。

雨で身体が濡れたりすると、体調を崩しやすいのでこの時期、冷え体質の方へはオススメです。


 胃腸の機能を回復して消化吸収力を高める作用もあります。下痢止めにも。


 また、クエン酸が多く含まれていますので疲労回復効果もあります。 その他、美肌効果もあります。 


しかし、注意点もあります。

中国の明の時代にまとめられた『本草綱目』という古典には、さくらんぼは無毒だが、熱に偏る性質のため、食べ過ぎると身体が熱っぽくなり、嘔吐や筋骨を傷つけ気血を損なう。

とあります。


 夜眠れない、身体に火照り感がある、慢性的な肺炎等、陰虚の体質の方は食べるのを控えたほうが良さそうです。 


冷え体質の方はスーパー等で見つけたら是非食べてみてください。


 日持ちしないので、ジャムやお酒に漬けて楽しむのも良いですね。 



 

 



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