最近は、薬膳に関する書籍も増え、この言葉も皆さんの目に止まることも
増えたかと思います。
これは自然界にある食物や生薬の性質で、食べることにより身体に
どう作用するかを表した言葉です。
食性は
熱・温・(平)・涼・寒 に分かれ文字どり
温・熱は身体を温める食物です。
例えば、唐辛子、胡椒、ニラ、ネギ、蕪、にんにく、生姜、羊肉などです。
唐辛子など生姜などは、イメージ出来ますね。
涼・寒は身体を冷やす食物です。
例えば、キュウリ、トマト、ナス、大根、バナナ、柿、蟹などです。
ナスなどは、秋ナスは嫁に食わすなは、身体を冷やすのを良くないと言う姑さんの優しさだ。と聞いた事もあるでしょう。優しさかは判りませんが、(笑)
冷やすのは事実です。
平性とはどちらにも属さず、平和な性質で効能が穏やかで、
日常特別気を使わなくてもよい食材で、普通食べている食物の70%を占めます。
例えば、キャベツ、白菜、山芋、ブロッコリー、ピーマン、さつまいも、牛肉、豚肉などです。
温熱や涼寒食物もただ、身体を温めたり、冷やしたりだけでなく、その結果
温熱食品をとると、内臓も温まり活動が活発になります。血管も同様で血液の流れがよくなり身体の動きが活発になり気力を増強させます。
では、冷やすことは悪いこと?の様に思われがちですが、体内の炎症を抑えたり血液浄化、解毒作用(老廃物を除去)、更に利尿作用があります。
以上の(温性、熱性、平性、涼性、寒性)を総合して五性と言います。
次回は、食味(五味)を判り易くお伝えします。
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